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IKEDA隊長コラム

木箱の家/ひとつめの家完成

3月11〜12日まで西東京市で開催された「木箱ガルテン2期&ひとつめの家完成見学会」

地元西東京市で2軒同時の完成見学会となりました。(第二期は二棟の工事が進んでいます)

 

「木箱ガルテンⅡ」の近所では梅の花が咲き始めてきました。

でも、日中は穏やかな気候ですが、朝夕はまだまだ冷え込む季節ですね。

完成したのは右側のおうち。(左側のお宅は5月ころの公開予定です。)

 

【木箱ガルテンとは?】

改めてになりますが、

2010年ー2011年グッドデザイン賞を受賞したおかにわのつくる「木箱の家

共感いただいた農家さまの想いから始まった社会的な取り組みです。

「ガルテン」とは農園などを意味し、この街には体験農園(おかにわファーム)が併設され

ています。

 

コンセプトは「人」「食」「住」

 

そして今後さらに求められる「自給自足できる暮らし」

木箱ガルテンの街の家々には、太陽熱を暖房エネルギーや給湯エネルギーとして利用して

いきます。

 

2011年、地域工務店と農家さまとのコラボレーション「木箱ガルテン」が誕生し早5年半・・・。

この新しい取り組みに共感してくださった多くのユーザーさまの声にお応えし

私たちは自然災害に強い家のあり方を「木箱ガルテン」を通して伝えていくこととなりました。

 

 

この2,3月頃は朝夕の気温が下がりますが、太陽高度は高くなり日射熱は強くなります。

そう、太陽熱利用をしている、木箱ガルテンは日中の太陽熱を家に送り込み暖房エネルギー

として活用していますので、室温も自然熱でどんどん上げてくれます。本日も22度に・・。

正しく太陽熱の恩恵ですね。エネルギー源は無料ですし・・・笑。

 

さて、そのようなガルテンⅡですが、木を多用した空間に参加者様からも好評頂きました。

という事で、たまには空間の写真だけでなく、部位的なところをお伝えしましょう。

 

下の写真は、宙に浮く和室・・笑。と言いますか、リビングの延長にある、小上りよりも

低い、セミ小上りとでも言いましょうか、リビングから少し上がる事で空間のメリハリを

生みます。丁度、ご見学のお子様達もくつろいでいますねー。

 

このセミ小上りには部分的に無垢材を張り、時にはダイニングテーブル等を置いたりでき

暮らしの変化を愉しめるスペースでもあるんです。

 

下の写真は、階段横にあるプチ洗面。

2階に洗面やお風呂がある関係で、1階には帰宅後に手洗いが出来る空間を設けています。

また、木でつくった階段の横からのプチ収納。

空間の利用方法に比較的皆さん目を惹かれていましたねー。

 

上は2階にある洗面室。

木のカウンターの上に、いわゆる学校の理科室で使うよう実験用のシンクを洗面に利用。

シンクを深くすることで、靴が洗えたりするなど、多目的に利用することが可能です。

利用方法に併せて水栓などもチョイスしています。

 

工夫一杯のガルテンⅡとひとつめの家。大変多くの参加者皆様にご堪能頂く事ができました。

合計8棟が連なる街が間もなく完成です。月日がその街の風合いを更に深めてくれると

同時に、人の輪や絆がより良い地域を育んでくれることでしょう。

 

次週は、隣町、東久留米市にて「きのえみちの家 完成見学会」が開催されます。

「決して大きな家ではないけれど、その中には大きな暮らしが詰め込まれています」

 

次週はお施主様自らがスタッフとして、お住いについて語ってくれます!

中々、このような機会はありませんから是非住まいて様から様々なご意見を

聞いてみてはいかがでしょう!

 

次週もお楽しみに!!東久留米にいこう!!

 

隊長