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IKEDA隊長コラム

住宅性能を学ぶ/家づくり学校2時間目9月

家づくり学校2時間目「しっかりつくる家とは」が本日開催されました。

 

今回も満席の中での開催。

 

2時間目は「しっかりつくる家」と題して、住宅性能をメインにレクチャーさせて頂いてます。

【構造計算て?許容応力度計算】

 

特に今回は、「構造計算」について多く触れてみました。昨今自然災害も増えていますからね・・・。

 

そこでまず知るべきことは、木造2階建てというものは「構造計算」が建築基準で定められた方法

 

で計算することが義務付けられていなく、家造りに携わる設計者にその確認が委ねられているんですね。

 

(木造の3階建て以上(鉄骨、鉄筋)からは義務付けられています。)知っておきましょう!。

 

 

木造住宅は鉄骨や、鉄筋コンクリートの建物比べて比較的軽い建物であることや、筋交い

 

を建物に取り付けるなどで、地震や台風等で倒壊しない様に基準が定められていて、この

 

計算手法を「壁量計算」という基準といいます。筋交いが10箇所?15箇所と取り付け箇所

 

やその仕様や強さなどで判定していきます。「構造計算」ではありませんが、この計算方法が

 

一般的に利用されていて、まずはこの計算方法が2つあることを知っておきましょう。

 

その上で、「構造計算」(許容応力度計算法)とは?ということですが、

 

簡単に説明すると、その家ごとの形や重さを設定し、求める耐震や耐風の性能を割出します。

 

ですから厳密な結果が得られる計算方法なのですね。細かくは基礎の形態や中身なども計算

 

により設計計画をすることができます。ですが、この計算方法も古くからあるわけでなく、

 

法改正がされ木造3階建てが建築される様になるころから、このような計算方法が基準を含め

 

普及してきています。ただ、あくまでも木造3階建てからと言う以上からの義務付けです。

 

 

 

ですが、昨今大きな地震災害と言えば、記憶に浮かぶ阪神淡路大震災や新潟中越地震、記憶に

 

新しい東日本大震災に熊本地震などがあげられます。

 

そう、ここ数十年で大地震が複数回発生していて、今後も更に自然災害に見舞われる可能性

 

があります。過去の教訓を活かし、住宅の性能も日々進化していくことが求められます。

 

ですから、木造2階でも厳密化した計算方法が必要では・・・と言うことで、

 

岡庭建設では今後の住宅の多様化と含め、約10年ほど前からこの構造計算(許容応力度計算法)

 

を採用し全棟計算をして建築しております。

 

この話を始めると長くなるので、近日、「構造計算」について少し中身を分けながら書いていきますね。

 

 

話戻りますが、今回参加された方の感想コメントの一部です。

 

 

◯性能の考えかたについて分かりやすく説明頂き大変ためになりました。

 

◯構造の事など全く無知でとても勉強になりました。非常に分かりやすいお話でした。

また現場の方が丁寧に大切に作業してくださることも分かりました。ありがとうございました。

 

◯見えない部分こそ重要だと再認識しました。

 

などなど、参加された皆様の今後の家造りに役立てば幸いです。

 

ご参加された皆様お疲れ様でした!!!。

 

 

 

隊長