IKEDA隊長コラム
2018.04.12フラット35リノベ/住宅金融支援機構
住宅ローンを提供している住宅金融支援機構。その中でも人気の新築住宅向け金融商品「フラット35」。
固定金利で35年のローンとして普及している金融商品でもあります。
その新築向け商品から中古住宅商品向けとして「フラット35リノベ」という新たな金融商品が2年
ほど前から提供されています。
「フラット35」は質の高い住宅向け商品でもありますから、認定長期優良住宅や認定低炭素住宅
のほか、耐震性や省エネ性のレベルに応じて金利の優遇処置が設けられています。
「フラット35リノベ」は既存住宅向けと言うことで、もともとの住宅の性能を向上させることに
対して金利優遇をしていく制度でした。が、この既存住宅の性能向上化の基準と適応方法が少し分かり
にくかったようで、この2018年4月1日より、以前よりも分かりやすく利用しやすい基準が設け
られました。
【金利はAプランとBプラン】
「フラット35リノベ」は2つの金利優遇が用意されていて、「金利Aプラン」と「金利Bプラン」
ざっくり言いますと
「金利Aプラン」は認定低炭素住宅や耐震等級3など、以前からの金融基準そのままで、ワンランク性能
の高い住宅に性能向上を施した建物の金利優遇期間が10年間も受けられるます。住宅ローンの約1/3
期間が金利優遇ですから、ともて大きな優遇と思います
「金利Bプラン」。今回の改正はこのBプランです。耐震性等の基準は変わりませんが、省エネ性能面で
の内容が大きく変わっています。今までの断熱性能等級4(長期優良住宅相当)だけでなく、その他に
新たに4つの基準が追加され、この部門では5つの基準になっています。(写真下 右上)
特にこれが利用しやすいなーとと思われるのは、(5)の基準です
こちらもざっくり言いますと、ものもとの既存住宅のLDKの窓に省エネ性の高い内窓を設けて、あとは
高効率な設備的の導入という事で、給湯器を高効率タイプにすることで、すでにこの「金利Bタイプ」を
受けることができます。金利BタイプはAタイプと異なり、優遇期間は5年です。でも5年もの間金利の
優遇を受けられるのは家計においては助かりますね。
注意なのは、リフォーム工事前にすでに省エネルギー性の(1)または(2)のいずれかの技術基準に適合して
いる住宅については、新たに(1)または(2)のいずれかの技術基準に適合さ せる性能向上リフォームを実施
しても、「フラット35」リノベの対象にならないので覚えておきましょう。
詳細な基準や申込方法は、住宅金融支援機構「フラット35」の『ホームページ』を御覧くださいね。
という事で、新築住宅だけでなく、中古住宅/既存住宅に対する金融商品もとても利用しやすくなってきま
したね。岡庭建設、おかにわリフォーム工房でも、この中古住宅向けの「フラット35リノベ」を取り扱って
いますから、詳しくお聞きになりたい方はお問いかけくださいね。
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