IKEDA隊長コラム
2016.10.04住宅部品点検の日
10月10日は「住宅部品点検の日」って知っていましたか?
と言いましても、民間団体で定めた日とのことですから、まだ認知度が高くないようです。
ただ、住宅の価値化が進む中、住宅を点検する事が今後重要視されていくため、幅広く認
知してもらう活動としては意味のあることですね。
ということで、「住宅部品点検の日」シンポジウムたるものが10月3日に開催され、隊長
も、全国の工務店を代表としてパネラーを勤めさせていただきました。
(主催:リビングアメニティー協会→住宅の設備機器等の部品メーカーの団体
・会場:住宅金融支援機構 すまいるほーる)
【なぜこのような日を設定したのか】
住宅も生き物みたいなものです。人と同じように健康診断を受けて
治療の必要な際には処置をして健康を維持していきます。そのような点検を消費者の方々に
意識し手がけてもらいたいとの活動から10月10日を住宅部品点検の日と定めたそうで
す。ちなみに10=住宅(ジュウ)と10=点検(テン)を意味してます・・なるほど。
【実際に住宅部品って何があるの?】
住宅には、最も需要な基礎や骨組み(柱や梁)などの構造体と、床や壁等の、仕上材で構
成されていますが、その中に、キッチンやトイレ、洗面台や、換気扇、さえらには給湯器な
ども含まれます。
【点検、交換しないとどうなるの】
当然、住宅部品は消耗品でもあるので、製品を使い続けていくうちに新品時の性能が劣って
きます。当然、都度メンテしていないと故障することもあります。できれば10年くらいに
一度機器を交換していくとより安全なのですが、日本人のもったいない精神(笑)から、
壊れるまで使っちゃいますよね。中には壊れてもそのままという場合も。これがとても危険
らしく、故障しているのに電源がオンになっていたりして火災が起きた事例も多いようです。
【では隊長はどのようなお話を)
隊長は、自社の取り組みとして、家造りから家守りの取り組みをお話しました。特に点検の日
ということで、岡庭建設の取り組む、「おうちクリニック」をメインに。
岡庭建設では、家をつくるだけでなく、その後のメンテナンス体制(無料・優良制度)を
選択し、10年目以降のメンテナンス制度も用意されています。いわゆる住宅の車検=家検
として定期的なメンテを行います。ただ、メンテするだけでなく維持してきた事を価値として
評価することへの取組も進めさせている。また、メンテナンスだけでなく、住まい手の方
と顔を併せられる機会をと、住まいて忘年会や、庭之市などユーザー様とのイベントも開催
していることなどをお話させていただきました。
主催者である、リビングアメニティー協会様とは、国策の委員会等でお会いすることが多い
のですが、この出会いを機に住宅部品の維持管理について多くの事を学ぶことが出来ました。
ただ、大事なことは常に家に住んでいる、私達や消費者の方々が、住宅を点検していくこと
へがとても重要であるということを伝えて行かなければですね。
住宅の部品を自分で点検できるリストが、同協会でハンドブックが公開されていますから、
我が家の点検!と思われる方は一度利用して見てみると良いでしょう。