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2017.07.03社会保険について その15(厚生年金支給停止)
まだまだ続く社会保険について。
今回も支給年金についてですが、今回は「貰えない」についてです。
支給される年金には、老齢基礎年金と老齢厚生年金があります。
老齢基礎年金は、国民年金にかかる部分でして、受給要件を満たしたら必ず支給されます。
ところが、老齢基礎年金に上乗せされて支給される老齢厚生年金は、受給要件を満たしても支給されない場合があります。これを支給停止といいます。
受給資格を満たしていても、厚生年金の被保険者である場合、老齢厚生年金の支給が停止される場合があります。
厚生年金の被保険者=会社に勤めていて、給料を得て、厚生年金を支払っているということです。
簡単にいうと、働いている間は、老齢厚生年金が満額支給されない場合があるという事です。
老齢年金は、老後働かなくなった頃に支払いを受ける保険金みたいなものです。
その趣旨から考えると、給料をもらっている=働いている人に対しても、老齢厚生年金が満額支給されるというのは、そぐわないことになります。
ですから、支給停止という制度があるわけです。
長くなったので、続きは次回。
豊村