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家を買うためには その2

家を買うためには その2です

 

前回は借入(住宅ローン)の借入限度額について書きました。

今回は、その限度額についてもう少し掘り下げてみます。

 

借入限度額の第1段階、金融機関の融資限度額については、特に掘り下げるところは無いので飛ばします。

 

それでは、第2段階の融資割合から見た限度額です。

以前は、購入価格に対し80%までしか借入をすることができませんでした。

たとえば、4000万円の物件であれば、その80%3200万円までしか借入ができず、残りの800万円は自己資金から出さなければなりませんでした。

ですが、今はフラット35なら100%、民間の金融機関でも90%ぐらいまで借り入れできるところが増えてきました。

 

「おうちとお金の話」でも書いていますが、家を買うときには、物件の購入価格以外にもいろいろな諸費用の出費がありますから、自己資金はそういう諸費用の方に充てるためにとっておいて、融資割合を上げようと考えてしまいそうです。(ちなみに諸費用のための借り入れというのも存在します)

ですが、できるだけ自己資金を用意し融資割合を下げた方が得策です。

 

4000万円の物件を購入した時の、融資割合と毎月返済額、総返済額の関係は次のような感じです。*金利2%、35年元利均等、ボーナス返済なし

 借入額      毎月返済額    総返済額 (100%との差)

100%(4000万)  13万2000円    5565万   ー

90%(3600万)    11万9000円    5008万  (557万)

80%(3200万)    10万6000円    4452万  (1113万)

70%(2800万)    9万3000円    3895万  (1670万)

 

10%自己資金(400万)を準備できれば、557万-400万=157万減

20%自己資金(800万)を準備できれば、1113万-800万=313万減

30%自己資金(1200万)を準備できれば、1670万-1200万=470万減

ということになります。

また70~80%借入であれば、毎月の返済額も10万円前後となり相当負担が減る感じですよね。

自己資金を用意出来ればできるほど、利息というある意味無駄な費用は減り、返済額の家計への圧迫感も減らすことができます。

 

第2段階の融資割合、じっくり考えましょうね。

 

toyomura