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住まいの環境デザインアワード2013受賞

住まいの環境デザイン・アワード2013

〜人と環境と住空間デザインの真の融合を目指して〜

 

おかにわのすまい「くらくの家~農・食・住を伝える暮らし~」が

 【環境デザイン優秀賞】を受賞しました。(受賞サイト)

 

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住まいの環境デザインアワード2013 とは

 

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今回で6回目の開催を迎える「住まいの環境デザイン・アワード」とは、 “人と環境と住空間デザインとの真の融合”をテーマに、これからの住まいのあり方を示唆する良質なデザインの住宅事例を全国を対象に募集したものです。

地球温暖化を防止し、持続可能な社会を実現していくためには、日々の生活を営む場である住宅と、そこでの人々の暮らしのあり方を、新たな視点から見つめ直していくことが必要となっています。 また、成熟した都市居住環境のなかで真に豊かな生活を実現させるために、住まい手に心身ともに安らぎを与え、家族や地域の絆を育む住環境や住まいが求められています。 

本アワードでは、新築住宅での先進的な取り組みの事例はもちろん、長く住み継ぐ暮らしを叶えるリフォーム事例、地域の気候風土や社会に根ざした地域密着の家づくりの事例など、暮らしの主人公である住まい手の思いを、環境デザインと住空間デザインにより実現した多彩な提案事例の応募を期待しています。

文:住まいの環境デザインアワード2013 開催概要より
写真:くらくの家内観

 

 

くらくの家

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設計コンセプト

住まい手は代々この地域で土地を守り受け継いできた農園のオーナー。
今回、住んでいた敷地の一部を手放し、残った敷地に自邸をお建て替えになった。

敷地を手放す際「この敷地に無表情な分譲住宅が立ち並ぶのは嫌だな」と切実に感じたとのこと。

地域の農家と工務店の共同事業で、自然エネルギーを活用し災害時の拠点となる強く人間味のある温かい街並をつくりたいとの要望があった。

 

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くらくの家の特徴

南側には建て主が運営する体験農園が広がり、その緑や土があたり一帯へ豊かな自然の恩恵をもたらしている。
西側には土地とともに守ってきた築100年という大きな蔵。
自邸もこの蔵のように長く住み受け継ぐことができるよう長期優良住宅としている。

東側には今回手がけた5棟の戸建住宅。
「木箱ガルテン」と名付け、住民らに農園の一画を開放し、農業を通じて、食、住の大切さを分かち合いながら住んでもらうという試みを行った。
今では、価値観を共有できる家族が集まり、仲間と農業を通じ丁寧な暮らしを実践している。

地域に根差して活動している住まい手にとって、自邸はある時は人々との交流の場であり、かつプライベートを保つための大切な空間。
内部は住まい手に取ってほっとくつろげつ安らぎの場となっている。
農園に面した庭は木陰と農園からの風で清々しい空気がつくられ、家の中心となるリビングと緩やかなにつながっている。
道路からの視線を木塀の遮ることによって、リラックスできる開放的な空間となっている。