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IKEDA隊長コラム

旧荒谷邸&上遠野邸見学

 
札幌入り2日目には同団体様のアテンド頂き、2軒の名作建築を案内いただきました。
1軒目は40年前に建築された「旧荒谷邸」。約100坪ある大きな住宅。
 
温熱環境の研究者である荒谷昇氏が、自らの研究成果の確認のために建築された、実験住宅
な自邸です。建材や設備の選定しが少なかった時代ということで、様々な部品がオリジナル
でつくられています。
 
下の窓の写真は、その当時にトリプルガラスがなく自ら窓を設計してトリプルサッシをつく
られたそうです。このような工夫が至る所にされていて、夏もエアコンいらず、冬は日射、
薪ストーブを利用するだけで100坪の家が暖かくなるそうです。40年前にこのような超
省エネ住宅に挑戦されてて現代でも十分に暮らしていける性能を持った住宅です。
エコな家の正しく原点ですね
 
もう一軒は、「上遠野(かとの)邸」 北海道札幌の名建築として有名です。
 
 北海道を代表建築家、上遠野 克氏のお父様が建築され(父様も名建築家)が約45年前に建
てたご自宅で、DOCOMOMO100選にも選ばれています。鉄骨とレンガ、縦と横の空間比。
 
 
絶妙なな寸法美学のある住宅です。天井の高さ2.1Mがいかに心地が良いのかを証明するかの
ような美しい建物です。今回の同団体のご縁もあり、普段見ることの出来ない建築を見ること
が出来ました。感謝感謝です。
 
という事で、話し手で今回参加いたしましたが、収穫の多き2日間でした。
学んだことを今後の家造りにも活かしていきますよ!
 
 
隊長