IKEDA隊長コラム
2017.08.18家造りで考えたこと-2/杉並区 あらいろの家
【家造りで考えたこと−2「あらいろの家」編です。】
「あらいろの家の家づくりで考えたこと」
◯お庭を大事にされている住まい手様の暮らしを活かしリビングの窓は大きくする(樹脂サッシ)
・写真下:樹脂のサッシは窓が大きくなると窓の枠も大きくなるんですね。その召合せの
所に柱を建てて、その枠を少しでも見えない工夫を施しています。
写真下 ↓
◯癒やしのスペースでもある畳の間から地窓を通して庭を鑑賞できる工夫。窓が一枚の繪に。
・岡庭の家造りで度々登場する癒やしの間。そして地窓。
都会にいながらも地窓にすることで、あたかもリゾート地にいるかのような空間に様変わり。
窓の位置と取り付け方により、人の居心地も併せて様変わりするものです。
和室をつくるお宅は減ったといいますが、ちょっとした工夫で床に座る文化のある日本人の
暮らしは更に豊かな場になるんですねー・・和室はいい場でもあります。
・どうでしょう、住宅密集地でもこの様な景色を眺めることができます。
現在は緑が更に豊かになり、景色もより良い感じです!。
◯この地と住まい方から生まれた配置計画と動線計画、そして中庭的空間との連なり。
・趣味である庭いじりのスペースとビオトープ(竣工時にはありませんでしたが)の場。
◯周辺環境の立地を活かし、必要とされるワークスペースからも緑を望めるように。
正しく、室内と外部を一体的につなげることを重要視した「あらいろの家」です。
室内のつくりも、それぞれに工夫が
◯階段は楽しく上がれる工夫をと一部をストリップ階段として残りは収納に。通風性も高いですよ。
家具の様な階段であることで、階段の存在を軽くして室内と一体性を持たせます。
◯「見る窓と、見ない窓」南側は、庭もを眺めますが、東側に車が駐車されています。
車を見るための窓ならばよいですが、そうでなければ無意味な窓になり、開けることもな
くなります。あえて東側は大きな窓とせず、小さな窓を取り付けています。その意味は・
◯住宅の性能面他の特徴
・太陽光発電約4キロ(最近でいうとゼロ・エネルギー住宅相当でもあります)
・構造材は国産材を主として利用(多摩産材他)
他
以上が「家造りで考えたこと−2 /あらいろの家」でした。→「施工例ページ」
隊長