IKEDA隊長コラム
2017.09.16岐阜県立森林アカデミー/うだつのまち
概ね年1度程なのですが、森と木に関わるスペシャリストを育成する専門学校
「岐阜県立森林アカデミー」の非常勤講師を勤めております。
学校のビジョンが明確なだけあり、毎年意識力、レベルの高い生徒様が集まっています。
また、林産地ということもありますが、県立と言うのがまた素晴らしい取組ですね。
校舎も木造(大型木造)で建築されていて、羨ましい環境下で建築他を学ぶことが
出来ます。
隊長の授業はといいますと、これからの住宅のあり方、行政的にいうと「住宅施策」
などを含め、今後住宅社会がどの様な方向性に向かうのか他、施策の紹介と実際に
岡庭建設で手掛けている事例なども含めお話させていただいております。
◯住宅の長寿命化に向けて→長期優良住宅法
◯住宅の省エネ化に向けて→低炭素建築物
◯エネルギーを自給自足する次代に向けて→ゼロ・エネルギー住宅
◯良質な既存住宅(中古住宅)の流通に向けて→ワンストップサービス
などなど、今後少子高齢化やエネルギー問題などから、これからの住宅や住生活の
あり方を政策的に打ち出されていきます。これは、政治的に行われるものもあります
が、今後の日本社会における、社会問題や新たな未来や経済発展に向けて打ち出され
るものが多くあります。
岡庭建設でも長期優良住宅の認定や、低炭素建築物、性能表示を受ける住宅が大半で
す。これは、性能を明確に理解してい建築することの大切さだけでなく、将来、
万が一次なる住み手に受け継いでもらう際にも重要な内容、要素になるからなのです。
と言う事で、お話の中で岡庭建設で取組んでいることの他、過去の事例や今後訪れる
であろう社会の姿に向けた考えなどを含めレクチャーさせていただきました。
【近くに「うだつの街」が・・・・】
ちょいと近くにある美濃市の「うだつの街並み」にも脚を運んでみました。
この古くからある街並みはとてもいいですね。
「うだつの街」とは、昔の家は、隣の家と連なる長屋的な家が多く存在しました。
その住戸の間となる屋根の上に「うだつ」と呼ばれる屋根の見切り材の様なものがあります。
この街では、「うだつ」の高さが高いほど地位が高いと言われていることで有名なんです。
「うだつが」あがらない・・・・とよく聞きますが、その語源は・・
「成果がでない」とか、「地位が上がらない」ことを意味する。
隊長も「うだつ」あがんねーなー・・・と言われぬよう日々家づくり、家守りに精進
して参りますー・・・・・・・笑
隊長
【登壇のお知らせ】
10月24日東京都主催、東京都庁にて講演します「東京都住生活月間セミナー2017」(パネラーも)
テーマ「豊かな住生活の実現に向けて 選んで育む既存住宅」
当日は国土交通省から、新たな住宅施策も公開される模様です。
「お申込みはこちらから」→東京都都市整備局