IKEDA隊長コラム
2017.09.29BELS/省エネ性能表示
26日に行われた、建築や不動産、メーカーの方々で今後の住宅建築の研究を進める
団体様にゲストと招かれ自社の取組他をお話させていただきました。
ずばり「BELSでこれからの家造りはどうなるのか」?
タイトルの意味が分からない(BELS?)・・・・・そりゃそうです。まだ始まって
1年程度の国の制度なので、まだまだ、プロも、それから一般の方は特に浸透して
いない制度なのです。でも、国の法律の中に定められた、住宅の省エネ度を示す
表示制度のため、今度、幅広く普及していく可能性は高いと思われます。
という事で、この省エネ表示制度「BELS」について3回に分けられ勉強研究会が
行われてきました。毎回ゲスト講師みたいな人が呼ばれたそうですが、
第一回:日経BP社 省エネNEXT 小原編集長 (設計系向け)
第二回:リクルート スーモ 池本編集長 (不動産向け)
第三回:岡庭建設 池田 (工務店・設計向け)
で、それぞれのゲストコメンテータとパネラーでこの省エネの性能表示について講演
と議論をし、今後の住宅社会に向けて語り合います。
隊長からは、なぜ「BELS」という省エネ性能表示制度ができたのか・・・・
世界合意のパリ協定(地球温暖化)〜エネルギー枯渇等を前提に、長期優良住宅に
認定低炭素住宅、建築物の省エネの法律の制定など急務に進む省エネ施策を含めた
流や位置づけを整理しながらお話させていただきました。
また、岡庭建設で取組む省エネ住宅にも、省エネ性能表示制度にも取組初めている
ところで、実例なども含めお話させていただきました。
↓
こちらが事例で発表した省エネ性能表示制度「BELS」の評価です。
見てもなんだか・・・と思われるかもしれませんが、数字よりも一般的に右中央に
あるBELS☆☆☆☆☆マークで見える化、表示していくもので、☆5つが最高ランク
に位置づけられます。
この住宅レベルは、岡庭建設でZEH(ゼロ・エネルギー)住宅相当にする際の性能。
現在の省エネ基準から比べると50%も消費エネルギーを減らせるレベルという結果
となりました。
この結果は、住宅の断熱や、設備の効率などを含め計算して割出していくことで求め
られます。当然、各仕様や特に窓の大きさや数などによっても差がでてきますので
各物件ごとに星の数は変わらなくとも削減率は異なります。
まだまだ、始まった制度故、認知はされていませんが、自らの住宅の省エネ性能を
数値化して残しておく、そしてその将来付加価値として資産として評価される可能
性もあるかもしれません。先ずはこの様な制度が始まったーということを家づくり
される方は知っておくとよいでしょう。
以上、講演から皆様の家づくりの省エネ性能評価方法のレクチャーでした。m(_ _)m
隊長