IKEDA隊長コラム
2017.10.11安心R住宅/説明会が全国で
以前このコラムでも少し触れましたが、国が、既存住宅の流通促進に向けて、本年中に、
「住みたい」「買いたい」既存住宅の流通促進に寄与する事業者団体の登録制度
「安心R住宅」の運用(団体の登録)を開始する予定だそうです。
今月末から全国で説明会が開催される模様。→説明会
【なに?「安心R住宅」って】
と思われる方がほとんどですが、今後、新築で家をつくった後、耐震性等の品質を備え、
消費者のニーズに沿ったリフォームの実施等について適切な情報提供が行われる既存住宅
に対し、国の関与のもとで標章付与を行うしくみなんです。いわゆる、既存住宅、中古住
宅の良質な住宅に対しては、そのお墨付きを付けて、売買ができるということです。その
標章があると国の制度によって売買されることになりますから、安心、安全、そしてその
家、住みたい、買いたいが促進されていく方向です。
実際に住宅の瑕疵保険や長期優良住宅などの普及により、住宅の良質化が進んでいますから
今後はしっかり住まいを維持管理していくことで、安心して売却できたら付加価値として
高く売却することができたりする時代はもう遠くないかもしれません。
で、これらの制度を利用していくには、国が登録、指定した団体でしか出来ない制度と
なる模様です。良質な住宅とはを、各団体が示しながらその価値を市場に提供していき
評価されていくものと思われます。今後、工務店団体等でもこの仕組の利用を模索、検討
をしていく模様です。
【岡庭建設での取組もそう!】
岡庭建設、岡庭不動産では、このような制度に至るまで、国の中で先導的な取組として
採択され、近隣不動産業者ほかとネットワークを組みながら良質な既存住宅売買に向けて
の仕組みづくりを進めてきました。その時に出来た制度が「インスペクトハウス」
2014年に制定→WES-Tの「インスペクトハウス」たる制度を構築し、様々なメディ
アにも取り上げられました。
そう言えば、日経のシンポジウムでも登壇させていただきましたねー。→記事全文
どのような内容かと言うと、「良質な住宅にラベリング」をしていく制度です。
「保険がつく住宅」には赤ラベル
「保険は現段階つかないけれどしっかり維持管理」を手がけている住宅は青ラベル
という具合な制度を設けて、しっかり「つくった」「かった」家を維持管理して、
万が一の売却の際にも、保険が付保できて、安心安全、付加価値のある既存住宅とし
て売却できる制度です。
現在では岡庭建設の「おうちクリニック」というメンテナンス制度に組み込み、新築
された住宅やリフォームされた住宅の既存住宅瑕疵保険の付保と併せ、「住みたい」
「買いたい」と言われる状態を維持しつづけています。
そして、このような先導的な取組が、岡庭建設、岡庭不動産以外にも全国で手がけら
れていたわけですが、次年度から国が一つの制度として取組始めるということですね。
ですから、今後、岡庭建設「おうちクリニック」に入会している方は、登録制度次第
ですが、このまま国の標章を利用して行くことができそうです。
という事で、今後
「住宅をつくる」「かう」「かってリフォーム・リノベする」
いずれにしても、この後の行動が大事であると言う事が社会的に進んできそうです。
まずは、今後説明会が執り行われてまいりますので、詳細が分かり次第お知らせしますね。
余談ですが、10月24日のシンポジウムの際に国土交通省の担当官が一緒に登壇されます。
ここでもこの「安心R住宅」について直轄の担当官からお話もある模様です。
ご都合のつく方は、参加されるといち早い情報が得られるかもですね。
→10月24日【東京都住生活月間「豊かな住生活の実現に向けて 選んで育む既存住宅」】
隊長