メニュー

IKEDA隊長コラム

キヌカ塗装/「ポイント」「こつ」とは

GWですが、この2020年はステイホーム週間、外出自粛の中での連休。いかがお過ごしでしょうか。

 

この自粛期間中、家にいる時間が長いことで断捨離やら家の清掃をしている方々も多いようですね。

おかにわファミリーの皆様からも「おうちくちにっく」を利用し、メンテナンス商品の購入や、工具貸し出しのお申し込みを多く頂いております。

 

隊長もその一人ですが・・・・笑

 

特に弊社の家づくりにおいて自然素材を多様していますから、日々のメンテナンスが重要。

でも、やろうやろうと思って中々手がつけられていないのも事実。だからこの機会に!と考えられている方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回は弊社でも取り扱っている、無垢の床材の塗料でもあり、メンテナンス材料でもある、「キヌカ」。人にも環境にもいい米ぬか塗料で、長年採用してきています。今回はこのキヌカ塗装のポイントにダイジェストで触れておきますので、この機会に床材のメンテを!と検討されている方は参考にしていただければです。(キヌカの特徴はこちらから)

 

その「キヌカ」ですが、塗るのが簡単!。かつ、「ムラ」になりにくい!

 

ボロ布などに塗布しながら濡れるし、市販の溶剤塗料と違うので手についたりしても安心。また、お子様が舐めても人体に害がないと言われていますから、お子様と一緒に塗ることも可能です。(ボロ布=ウェス布といって、ホームセンターや通販サイトでも購入できます)

 

しいて言えば、米油でもあるので、伸ばしながら塗るところに少し力がいると言ったことはあります、が天然製の中では最も塗りやすいと隊長は感じています。

 

ただ、キヌカに限らず、塗装をする場合は塗るよりも「養生」といって、壁等の別の部位に塗装がつかない準備を施すのが5割程の時間を要すると言われます。その準備が大変で面倒くさいと思われる方もいますが、「キヌカ」の場合は「養生」なしで塗ることも可能です。(片付けと塗る慎重さは必要ですが・・・)*新築での例ですが、既存住宅でもどうようですから、参考にしていただければです。

 

そのポイントとなるアイテムが・・・・・・・

 

「へら」なんです。

 

「へら」?そう「へら」です。このヘラに「ボロ布=ウェス布」生地をかぶせます

 

 

ウェスを可能な限り、突っ張りヘラのエッジ(角)がでるように施します

 

そうすると、ウェスが薄く平たくなるため「面」で塗るのではなく「線」として塗る道具にすることができます。

 

 

そうすることで、写真のように、壁の巾木の部分等の角に線の様に塗ることができます。

 

ヘラを使わずウェスだけで際を塗ると巾木の部分に波のようなムラ塗装ができてしまいまいますし、壁を汚してしまう場合もあります。このヘラを利用することで際がとても綺麗に塗ることができます。慎重さは常に必要ですよ・・・・笑。

 

 

巾木の部分だけでなく、弊社の場合「真壁」も多く柱がそのまま見える部分も多くあります。その柱や木材部分も同様に塗ることで、綺麗に塗ることができますし、多少多く塗りすぎてもまだらでななく、線模様になるので見た目もあまり気になりません。

 

塗りのポインは上記写真同様「際」を先行して塗る!。窓際他も同様です

 

意外と大変なのが、トイレ等の設備品と床材等の部分です。

 

ここもヘラのエッジをきかせながら同様に塗っていけば問題なく塗ることができます。広さや周りの部品取り付け状況にもよりますが、焦らず丁寧に勧めていけばです。

ただ、一日で一定の面積を塗りすすめると、トイレを塗る頃には足腰に違和感が・・・。疲

 

狭いので体制悪く塗る部分ですから、少し時間をかけながら塗るとよいでしょう。

*備品類は床に置かないようにしてくださいね。キヌカが吸い込んでしまうので。

 

以上の様にまず、一部屋でも二部屋でも、半日程度で塗り上げられる範囲の際を先に塗り終わらすことが大事です。

後は普通に水ふきするかのように大きな面積部分をぬっていけば良いです。大面積もランダムに塗るよりも板を一枚ずつ塗るように心がけてください。

 

 

杉・松・ヒノキ等の針葉樹は、塗っていると、赤みが少々ますので色の違いもでます。

ですが、座りながら塗っているとヌカ剤が透明なので意外と塗り分けが見えないこともあります。

ときには、上記写真の様に離れて見ることでその違いを目視することができます。

塗り残すと、その中へ後で行くことが困難なので・・気おつけましょう。

 

以上の様に塗り終わると、赤みが増しきれいな色に。

塗装後はベタつきもあるので、そのまま乾燥させる(新築の場合)

乾燥は経験的に最低でも12時間、できれば24時間置くことをおすすめします。

べとつきや、足ざわり等を含め。

 

または、ウェスで拭き取る(新築・既存住宅)場合。ただし、拭き取ってもしばらくはベトつくので、床に水分や油分を吸い込むようなモノは置かないようにするようにしてください。

少なからず油分ですから、そのシミは消えなくなります。

 

 

 

キヌカ塗装の「ポイント」「コツ」のまとめとして

 

◯塗る範囲や工程を立てる。

◯「際」はヘラにウェスをくるみ準備

◯ウェスにキヌカを塗布し面ではなく線として塗る

◯1,2部屋づつ際を先塗りし、その後面全体を塗る

◯床材はランダムではなく、板一枚ずつ段階的に塗るのがコツ

◯塗装範囲は水や油などを吸い込む素材は置かない

◯塗装後は24時間程度乾燥させる。(ウェスで拭き取ると時間短縮にも・・でも12時間以上は必要)

 

 

【準備するもの】

 

□キヌカ  1Lで80m2程度 ストックも準備しておく

□ウェス  面積に応じて準備 最低でも1kG位は(余っても他に利用できるので) 

□ヘラ   塗装用等のへら

□ゴム手袋 油がつくのでゴム手ぶくろ、使い捨てビニール手袋を準備

□ゴミ袋

 

 

ステーホーム週間、自粛期間を楽しい日々に!

 

参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

 

隊長

 

 

 

おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」

 

 

隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ

 

岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー)

 

おかにわのインスタグラム→「instagram

 

隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m