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もののあはれ

こんにちは。おかにわかずきです!!!!

 

先週の映画記事を現場監督のKさんに褒められてホクホクしております!

 

咲き誇る花は

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日本の概念的な美学の1つに「もののあはれ」がありますね。

 

「咲き誇る花は、散るからこそに美しい」

 

とは一世風靡セピアの『前略、道の上より』の一節ですが、

 

花びらは散るからこそ美しいのです。散る瞬間、滅びゆくものを想って湧き出る感情、それが「もののあはれ」ですね。

 

 

葉っぱのフレディ

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「葉っぱのフレディ」という絵本をご存知でしょうか。

 

アメリカの教育学者、レオ・ブスカーリア氏による絵本です。(本ではバスカーリアですが、発音的にはブスカーリアに近いのでそれに則ります)

 

いのちの旅、と銘打ったこの絵本は、ご存知の方も多いはず。

 

この絵本は、とある木の葉っぱが生まれ、紅葉し、考え、そして散っていく姿を描いた絵本です。

 

ですが、散った姿は決して無駄ではありません。土に還り、また次の春へと、木の養分となるのです。

 

こうして、生命(いのち)は巡りめぐるのです。

 

まだ幼かった私でさえ、散るその姿を「美しい」と思いました。

 

なので、小さい頃に買ってもらったこの絵本だけは未だに所有しています。

 

今思えばこの感情こそ、「もののあはれ」ではないでしょうか。

 

 

暮らしの中の「もののあはれ」

おかにわでは「シンボルツリー」というものを、家と一緒にお客様に決めていただき、植えてもらいます。

 

「シンボルツリー」はそのまま家のシンボルとなり、共に成長していきます。

 

また、街並みをよくすることもシンボルツリーの大きな役割の1つです。

 

そういったシンボルツリーは、しばしばリビングの大きな窓から眺められたり、小上がりにある小さな窓から見ることができます。

 

四季折々の顔を、家の中に居ながらにして見せてくれるのですね。

 

咲き、色づき、散る様は「もののあはれ」を感じさせてくれます。

 

日本独自の美学は、こういったところに脈々と受け継がれているのでしょうね。

 

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おかにわかずきでした。