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スタッフブログ

家を買うためには その10

家を買うためには 今回は耐震性能についてです。

 

2011年3月11日の東日本大震災から5年が経ちました。

また、今年の4月には九州で大きな地震がありましたね。

言わずと知れずですが、日本は地震大国です。

今年の1月1日から6月30日まで震度1以上の地震は2182回観測されているそうです。

今年は九州の地震の影響もあり、去年一年間の総数1841回を既に上回っています。ちなみに2011年は10681回だそうです。

 

住宅選びにおいて重視するポイントは、2010年までは「価格」「間取り」の順でした。ところが2011年以降は「価格」に並んで「耐震性能」が挙がるポイントとなっています。

また、耐震性能が上がるなら多少のコストアップはやむを得ないと考える人が、住宅購入を考えている人の半数以上にも達しているそうです。

 

耐震性能の判断の目安になるのが、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で定められた住宅性能表示制度です。

住宅性能表示制度には、10分野の物差しがありますが、そのうちに「地震などに対する強さ(構造の安定)」というものがあります。

耐震性能については等級が3つに分けられて、その違いは次の通りです。

 

・耐震等級1 建築基準法の制定と同程度の建物

・耐震等級2 等級1で想定される地震の1.25倍に耐えられる

・耐震等級3 等級1で想定される地震の1.5倍に耐えられる

 建築基準法に制定されている建物とは

  •   数百年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度6強から震度7程度)地震に対して、倒壊・崩壊しない。
  •   数十年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度5強程度)地震に対して、損傷しない。

 となっています。

 

耐震とは、地震に耐えるという事です。つまり建物が頑丈になるという事ですね。

ですが、制震(あえて揺らして地震のエネルギーを逸らす)、免震(そもそもの揺れを建物に伝えない)とは違うという事に気を付けてください。

 

どの等級の建物が良いのかは、自分が欲しい性能、ハウスメーカー、工務店が提供する性能、予算、環境等十分考慮して決めなければなりません。

まず自分の意見をしっかり持って、その上で相談して決めていきましょう。

 

toyomura