みはらしだいの家|三鷹市
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半平屋のプロポーションが
景色になじむ
「みはらしだいの家」
空は青く澄み渡り、半平屋の上に置かれたみはらしだいからは
心地の良い風を感じることができます
変わりゆく東京の街並みの中で、地域の景色にそっと寄り添う一軒の家が完成しました。平屋のように暮らしやすく、東京の木「多摩産材」のぬくもりに包まれる「みはらしだいの家」。
それは、かつて当たり前にあった自然や地域とのつながりを、現代の家づくりで見つめ直す試みです。
街並みと調和する「半平屋」という、これからの住まいの形
昨今の住宅地では、敷地いっぱいに建てられた家々が連なり、庭はコンクリートで覆われ、緑が失われつつあります。それは時に、街並みに圧迫感を与え、地域とのつながりを希薄にする一因にもなりかねません。 そこで私たちがご提案したのが、建物の高さを低く抑えた「半平屋」というプロポーションです。過度に主張することなく、周囲の景色にすっと溶け込む佇まいは、街全体に穏やかな印象を与えます。平屋のようにワンフロアで暮らしやすい動線を確保しながら、暮らしを豊かにするプラスαの空間も持つ、合理性と心地よさを両立した住まいの形です。
東京の木「多摩産材」に包まれる、地産地消の家づくり
この家の構造材には、私たちの地元、東京で育った「多摩産材」の杉や桧(ひのき)をふんだんに採用しました。地産地消の家づくりは、地域の林業を支え、輸送エネルギーを削減するサステナブルな取り組みです。 なにより、多摩産材の豊かな木の香りとやさしい肌触りは、何物にも代えがたい心地よさをもたらします。床や天井、柱や梁から伝わる木のぬくもりは、日々の暮らしに安らぎを与え、心と体を癒してくれるでしょう。
空と風を感じる、家族だけの「みはらしだい」
家の名前の由来となった「みはらしだい(見晴らし台)」。そこは、空を近くに感じ、心地よい風が通り抜ける家族だけの特別な場所です。変わりゆく街の景色を眺めたり、夜空の星を楽しんだり。日々の暮らしの中に、自然と触れ合う豊かな時間をもたらしてくれます。
自然の素材を使い、街並みへの配慮を忘れない。そんな家づくりが、新しい地域とのつながりを育んでいくと、私たちは信じています。