家族の絆を包み込む、
四世代のやさしい住まい
― す木っ風ハウス

『す木っ風ハウス』は、ひとつの玄関を共有しながら
階ごとに暮らしを分けた二世帯住宅です。
お互いのプライバシーを守りつつ、いざという時には自然に助け合える、
やさしい距離感を大切にしています。

1階は親世帯のための空間。広めの出入り口や上吊りの建具で段差をなくし、
将来を見据えたバリアフリー設計を取り入れました。
車イスにも対応できる大型トイレや洗面も備え、日々の安心を支えます。
洗面トイレとリビングはフローリングでひと続きとなり、
段差のない一体感のあるつくりに。
細部にまで、安心して長く暮らせる工夫が息づいています。

LDKからつながるL字型のウッドデッキは、どの部屋からも眺められる開放的な空間。
猛暑の日には大きなプールを置き、
大人に見守られながら子どもたちが水遊びを楽しみ、
室内には涼やかな時間が流れていました。

2階は子世帯のための住まい。吹き抜け天井とロフトを備えた約17畳のLDKは、
光に包まれる心地よい場所です。個室や小上がりスペースは、
子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせて自由に使い方を変えられ、
暮らしに柔軟に寄り添います。

外壁にはモスグリーンのガルバリウム鋼板を採用。
丸波仕上げのやわらかな陰影に、軒裏と破風を木塀と同じ色で仕上げ、
住まい全体に深みを添えました。

四世代が心地よく、末永く暮らせる住まい。それが「す木っ風ハウス」です。

岡庭建設では、二世帯住宅において各世帯のプライバシーを尊重しつつ、自然に助け合える「やさしい距離感」を大切にしています。共有スペースと独立空間を巧みに分け、将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる設計を提案。自然素材を活かし、バリアフリーも考慮することで、世代を超えて誰もが心地よく、安心して長く暮らせる住まいづくりにこだわっています。最も重要なのが、プライバシーとコミュニケーションのバランスをどう取るかです。二世帯住宅の間取りは、主に3つのタイプに分けられます。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご家族に最適な形を選びましょう。

間取りのタイプ別の「世帯間の距離感」の設計ポイント

  • タイプ① 完全分離型|特徴: 玄関、キッチン、浴室など、生活空間のすべてを世帯ごとに完全に分離。アパートの隣室のようなイメージ。 各世帯のプライバシーが最大限に確保でき、気兼ねなく暮らせることが魅力です。 建築コストや設備費用が最も高額になる傾向があります。
  • タイプ② 一部共用型|特徴: 玄関は一つで、キッチンや浴室など、一部の設備や空間を共有。プライバシーを保ちつつ、適度なコミュニケーションを図りたい方におススメです。浴室の使用時間などのルール決めが心地よい暮らしのポイント。
  • タイプ③ 完全同居型|特徴: 寝室などのプライベート空間以外、LDKや水回りなどをすべて共有。 建築コストを最も抑えられ、常に家族の気配を感じられ、家事や育児・介護の協力がしやすい形です。プライバシーの確保が難しいので事前によく話し合いが重要です
  • 音の問題は特に重要です。世帯間の壁や床に遮音・防音対策を施す、水回りの配置を隣接させないなど、設計上の配慮が快適さを左右します。

その他の施工事例

PAGE TOP