【IKEDA隊長が解説】「液状化」は海沿いだけの話じゃない?東京の予測図と家づくりでできる対策
平成23年3月に発生した東日本大震災では、震源から遠く離れた地域でも液状化が起こり、多くの建物被害が発生しました。
我が家は海の近くではないし大丈夫だよ、と思っている方は要注意。
今住んでいる場所、これから住もうと思っている場所の液状化の可能性を調べてみませんか?
東京都は令和5年度に東京の液状化予測図を10年ぶりに改正し、この度ポータルサイトで公表しました。この液状化予測図は一般の方々は調べることがむずかしい地盤の液状化について、液状化のしやすさ、しにくさを相対的に表すもの。
でも、聞きなれない言葉が多くわかりにくいな……と思われる方も多いかと思います。そんな皆さんは、この番組を見てなるほど〜納得!さらには万が一液状化の可能性があったとしても、その対策についても解説していますので、液状化への理解を深めてご自身の家づくりに役立ててくださいね。
皆さん、こんにちは!池田隊長です。
これから土地探しをして新築を建てる方や、実家の建替えを検討されている方へ。 「地盤の強さ(地盤改良が必要かどうか)」は気にされる方が多いですが、もう一つ、家づくりにおいて必ずチェックしておいていただきたいことがあります。[00:22]
それは、「液状化(えきじょうか)リスク」です。
「液状化なんて、海が近い湾岸エリアや川沿いだけでしょ?私たちが住むようなエリアには無縁の話だよ」と思い込んでいませんか?[01:52]
実は、それ、大きな間違いかもしれないんです! 今回のブログでは、東京都が公表している「液状化予測図」を見ながら、意外と身近にある液状化リスクと、家づくりにおける対策について解説していきます。
そもそも「液状化」とは?なぜ起こるの?
液状化とは、主に「砂質(砂の性質がある土)」の地層で起こりやすい現象です。[04:48]
普段は砂の粒子がしっかり結びついて地盤を支えているのですが、地震によって強い揺れが何度も起きると、砂と地下水が分離してしまいます。その結果、水が泥水となって地上に噴き出し、建物を支えきれなくなって家が沈んだり傾いたりしてしまうのです。[05:09]
「やっぱり砂浜とか海沿いだけの話じゃないか」と思うかもしれませんが、そうではありません。 昔「谷」だった場所を土で埋めて平らにした造成地(盛土)など、「土地の成り立ち」によって、内陸部であっても砂質の地層が含まれていれば、液状化が起こる可能性は十分にあります。[05:38]
東京都の「液状化予測図」を見てみよう
「じゃあ、自分の住んでいるエリアはどうなの?」と気になりますよね。 東京都建設局がインターネットで公開している「液状化予測図(令和5年度版)」というポータルサイトを使うと、誰でも簡単にリスクを調べることができます。[02:28]
サイトの地図を見ると、リスクに応じて色分けがされています。[03:14]
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緑色: 液状化の可能性が低い地域
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黄色: 液状化の可能性がある地域
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ピンク色: 液状化の可能性が高い地域
確かに、地図を見ると東京の東側(湾岸エリアなど)はピンク色や黄色が多くなっています。西側にいくほど緑色が増えていくのですが……。
私たちがいる**「西東京市(藤町周辺)」**のエリアをズームアップして見てみましょう。[04:02] 大部分は緑色(可能性が低い)ですが、よく見るとポツンポツンと「黄色(可能性がある地域)」が点在しているのが分かります。[04:19]
「多摩エリアだから絶対に大丈夫」というわけではなく、街の中にもリスクがゼロではない場所が存在する。この事実を知っておくことが、土地探しや家づくりにおいて非常に重要なのです。[06:24]
家づくりでできる「液状化対策」とは?
もし、検討している土地や建替える実家が「液状化の可能性があるエリア」だった場合、どんな対策ができるのでしょうか?[08:21]
建築的な対策をすれば「絶対に影響を受けない(100%安全)」と言い切ることは正直難しいですが、万が一液状化が起きた際の「被害やその後の修繕費用」を最小限に抑えるための工夫は可能です。[08:29]
1. 支持層まで「杭(くい)」を打つ 地層を調査し、液状化しやすい層(液状化層)の下にある、固くて建物を支えられる地盤(支持層)までしっかりと杭を打って建物を乗せる方法です。これなら、表面の土が液状化しても、建物が極端に傾くのを防ぎやすくなります。[10:04]
2. 最低限やっておきたい「ベタ基礎」 私たち工務店が最もお勧めする基本的な対策が、**「ベタ基礎」**にすることです。[10:53] 床下全体をコンクリートで盤面状に固めるベタ基礎は、建物の重さを面で分散して地盤に伝えます。[11:06]
重さが分散されるため、万が一地盤が沈下しても、家が「均等に」下がりやすく、極端に斜めに傾くリスクを減らすことができます。[11:21] また、家が傾いてしまった後に行う「ジャッキアップ(家を持ち上げて水平に戻す工事)」もしやすくなるというメリットがあります。[11:39]
まとめ:知ることから「安心な家づくり」は始まります
これから土地を探す方は、この予測図を活用して「液状化リスクの少ないエリア」を絞り込むことができます。[09:14] また、すでにその土地にお住まいで建替えをする方は、リスクを知った上で、「ベタ基礎」や「杭打ち」などの予算をあらかじめ想定しておくことができます。[12:44]
「知らなかった…」と後で慌てるのではなく、事前に情報を知っておくことで、納得のいく家づくりと予算計画が立てられます。[12:57]
おかにわでは、土地の地盤調査から、その土地の成り立ちに合わせた基礎設計・耐震設計まで、トータルで安心・安全な家づくりをサポートしています。 「この土地、買っても大丈夫かな?」「うちの地盤はどうなんだろう?」と不安な方は、ぜひお気軽に「おかにわ」までご相談ください!











