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2019.02.222019年の税金 その6
2019年の税金、今回は家を買う時に消費税が8%と10%ではどちらが得かについてです。
家を買う場合、消費税が課税されるのは建物部分だけです。
仮に建物が2500万だったとします。
増税による支出増は、2500万×(10%-8%)=50万です。
一方ローン減税の3年延長分で還付が受けられる上限は、建物金額の2%とローン残高の1%×3年のどちらか低い方ですから、土地とともにローンで自宅を購入した場合、建物金額の2%の方が低くなります。
したがって、2500万×2%=50万となり、50万―50万=0となります。
建物が3000万でも同じですね。
つまり、増税分は延長されたローン減税で還付されるということになり、8%でも10%でも変わらないということになります。
ですが、すまい給付金を受けることが出来る人は、その分だけ戻る金額が多くなりますから、10%の方が得になり、土地はすでに持っていて建物のみを購入の場合、延長されるローン減税が、借入残高の方が基準になりますので、10%の方が得になる可能性が高いです。
さらに、ローン減税は、そもそも所得税と住民税の合計額が、計算された還付額以下であれば、還付を受けられる金額は所得税と住民税の合計額となります。つまりローン減税限度額が5000万×1%=50万となっても、所得税と住民税の合計が40万しかないとすれば、還付金額は40万ということです。
となると、増税分を3年延長したローン減税で吸収できないことになり、8%の方が得ということになりますね。
結論として、8%と10%のどちらが得かとの問いには、8%の場合もあるし10%の場合もあるということになりました。
こんな結論になってしまい、すいません。
豊村