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2016.04.15家を買うためには その2
家を買うためには その2です
前回は借入(住宅ローン)の借入限度額について書きました。
今回は、その限度額についてもう少し掘り下げてみます。
借入限度額の第1段階、金融機関の融資限度額については、特に掘り下げるところは無いので飛ばします。
それでは、第2段階の融資割合から見た限度額です。
以前は、購入価格に対し80%までしか借入をすることができませんでした。
たとえば、4000万円の物件であれば、その80%3200万円までしか借入ができず、残りの800万円は自己資金から出さなければなりませんでした。
ですが、今はフラット35なら100%、民間の金融機関でも90%ぐらいまで借り入れできるところが増えてきました。
「おうちとお金の話」でも書いていますが、家を買うときには、物件の購入価格以外にもいろいろな諸費用の出費がありますから、自己資金はそういう諸費用の方に充てるためにとっておいて、融資割合を上げようと考えてしまいそうです。(ちなみに諸費用のための借り入れというのも存在します)
ですが、できるだけ自己資金を用意し融資割合を下げた方が得策です。
4000万円の物件を購入した時の、融資割合と毎月返済額、総返済額の関係は次のような感じです。*金利2%、35年元利均等、ボーナス返済なし
借入額 毎月返済額 総返済額 (100%との差)
100%(4000万) 13万2000円 5565万 ー
90%(3600万) 11万9000円 5008万 (557万)
80%(3200万) 10万6000円 4452万 (1113万)
70%(2800万) 9万3000円 3895万 (1670万)
10%自己資金(400万)を準備できれば、557万-400万=157万減
20%自己資金(800万)を準備できれば、1113万-800万=313万減
30%自己資金(1200万)を準備できれば、1670万-1200万=470万減
ということになります。
また70~80%借入であれば、毎月の返済額も10万円前後となり相当負担が減る感じですよね。
自己資金を用意出来ればできるほど、利息というある意味無駄な費用は減り、返済額の家計への圧迫感も減らすことができます。
第2段階の融資割合、じっくり考えましょうね。
toyomura