IKEDA隊長コラム
2017.12.11中野9坪半の家/中野区
12月9日(土)〜10日(日)で開催されました。「よつむねの家〜完成見学会〜」
師走のころを迎えながらも、多くの方々にご参加頂くことが出来ました。
「よつむねの家」は中野区の住宅密集地での建設。かつ狭小敷地の中で建築された住宅
でもあります。故に住まいの至る所に工夫が存在しているのも特徴です。
外壁はエンジ色のガルバリウム。エンジ色はブラックなどの引き締まるイメージよりも
すこし、落ち着いた佇まいとなる色でもあります。木とのコントラストも◎ですね。
さて、内部についても少し触れておきましょう。
コンパクトな住まい故、収納にも工夫があります。本を沢山読まれるお施主様用に本棚も
多めに計画。おっと、その本棚の間には・・?、建替ではじまった家造り、既存の住宅の
床柱を取り外し、「よつむねの家」の一部に取り付けています。既存の住宅から受け継ぎ
今後長きに渡り「よつむねの家」の一部として生き続けます。
そうそう、カウンターに取り付いている脚も既存住宅の丸柱を再利用したものです。
南側の壁面には障子いっぱい!
障子の向こうは光や風を取り込む吹き抜けが・・
吹き抜けから自然を感じながらも、プライバシーを保つためにと障子をとりつけています。
通り抜ける障子と吹き抜けを眺める障子。その場をうまく利用しながら収納も設けています。
吹き抜けを眺めると、大きな窓から光が降り注いでいます。
密集した地域で、以下に光を取り込むのかが設計のポイント。
計画した通り、明るさを1,2階に感じられる空間となりました。
窓を拭きに行くためのメンテナンスブリッジも、格子の木組がデザイン的に空間をより
演出してくれますね。
という事で、中野区で建築した19坪の住まい「よつむねの家」のプチ紹介と見学会の報告
でしたー。参加されて皆様お疲れ様でした。
隊長