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2018.06.24良好な地盤でこその高い耐震性能を発揮します。地盤について調べましょう。
良好な地盤でこそ、高い耐震性能を発揮します。新築では当然のことですが、リフォーム工事に地盤の状態は関係ないでしょうか?
軟弱地盤の上に、低耐震性能の住まいでは、安心してお住まいにはなれない。
耐震改修しても、地盤がどうなっているのか、不安ですよね。
「大きな地震が来て初めて、軟弱地盤地域だと分かった」 ということは、大きな地震が起きるたびに発生しています。
しかし、地震が来なくともそれは分かります。調べられます。
まず、地盤調査会社に依頼すれば、近隣の調査データから、およその検討はまずつきます。
さらに、敷地に多少の空地があれば、地盤調査(SS方式)が可能です。
それでもやはり、お住まいが建っている場所の地盤、地質の状態は気になりますよね? 例えば・・・
◆地名で軟弱地盤の傾向が高い場所、旧地名はどんな地名だったのでしょうね?
多くの地名には、ここは危険だというサインが込めらていたのでしょうか?
昔の人々はそれで伝承していたのか? そのような地名は多いですよね。
◆標高が高い場所は、良い地盤の可能性が高い?(真逆の場合も時々あるので、注意が必要)
高いが故に、地中の支持地盤まで、20m以上であったことがあります。
◆古い集落、神社、寺院が近くにある地域は良い可能性は多少高い?
現在ほど土木技術の発展していない時代から人々が住み続けてきた地域は、多少は安全なのかもしれません。
河川の自然堤防に多いですね。
◆「~が丘」・「~台」 は、昔はどんなところだったのでしょうね?
私が小学校の時に、横浜市内の広大な「〇〇台」の造成をわが家から毎日見ていました。
切土もありましたが、多くの谷戸、谷が埋め立ててられていました。
◆奥東京湾 東京湾はその昔はもっと今よりも内陸部まで入りこんでいましたので、
貝塚など縄文時代の遺跡の位置を調べると分かります。
西東京市下野谷遺跡は、それとは少々立地がことなりますが。(池、川周辺の居住地)
◆昔は川だったが、今はその姿もない、ということがあります。河川改修で川の位置を変更した際に、元の河川があった場所。
ときどき道路の下に旧河川があったりします。暗渠ですね。
◆昔は池やため池があったが、埋め立ててしまった場所もあります。これは、なかなか分からないですね。
案外、産廃ゴミで埋め立ててられています。
川も併せて、古地図などで調べましょう。(図書館に閲覧依頼をすると確認できます。)
こちらも、面白いです goo 古地図
◆農地などに個人でため池を作っていた人もいましたので、地図上にないからと、
安心とも云えないので、さらに注意が必要です。
幼稚園の時に、そのため池でザリガニとって、遊んでいました。かなり怒られましたが。(笑)
◆近くに水が湧いているところがあり、斜面に近い。断層面?
小学校の時に、雨降りの日に、そんな斜面での土砂崩れを間近に見ました。
◆では、活断層がどこにあるのか? ご自宅の近くに? もしくは、下に? ない事を確認しておきましょう。
などなど、いろいろと情報源はあります。
リフォーム工事であってもご自宅の地盤を知ることは大事です。
ただ、残念なことに、既築、建築後の地盤改良には、高額な費用が発生することもお伝えしておきます。
(適切な画像なく、文字ばかりで失礼いたしました<m(__)m>)
おかにわリフォーム工房 たかたに