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IKEDA隊長コラム

中大規模建築にも木

建築技術を学ぶ場「住宅医」スクールの講師役で広島入りです。

毎年、この時期、東京・大阪を主体に開講されていて法制度や構造、省エネ、インスペクション

などの高い建築技術を学ぶばとして人気があります。今年は広島や熊本の業界関係者からの要望も

あり、プレスクールを含め全国5会場で一年に渡り(32のカリキュラム)受講します。

 

丁度、広島会場の近くに原爆ドームがあるのですが、その横に昨年完成した「おるづるタワー」

(展望塔+オフィス)を見つけました。以前雑誌等で見ましたが、すっかり忘れてました・・笑。

という事で早速展望塔に!

 

↓写真左側に見える建物。最上階が木の展望場となっているそうです。

 

最上階まで上がるのには1700円?ちょっと高い気もしますが、折角来たので展望塔まで

上がって見ます。1階は郷土品などのお土産屋さんがあり12階の展望台まではオフィスタワー

だそうです。なので直通エレベーターで登ります。

 

【展望台はなんということでしょー】

 

エレベター降りてすぐ、展望エリアが正面に。地上空間をそのまま最上階に配置したような

この佇まいと、景色。空間全体がスギ・ヒノキで覆われていて、社寺建築、歴史的建築を眺め

ているかの様な空間です。

 

手すりや、落下防止のためにガラスやワイヤーがはられていて危険ではないのですが、安全と

視界性を両立した見事な設計ですね。

 

【大規模建築に木】

昨今、国内資源でもある国産の木材を利用すべきと、政府も「公共建築物等・・木材法」

(略称)といって、公共建築物を建築する際には、木造建築から検討する事が求められて

います。とても良い法律ですね。ですから、学校や、美術館、様々な中大規模の施設等も

木造化が図られています。

 

こちらの「おりづるタワー」は民間の建物ですが、三分一博志氏設計という事で、木造建築

も手がけられる方の設計ともあり、大規模建築物にも木が利用されているようです。

今後、幅広い建築物に利用されていきますので、注視してみてみると良いでしょう。

 

 

肝心の展望ですが、原爆ドームを見下ろす日が来るとは・・・・

原爆ドームだけでなく、オバマ大統領が来た平和記念講演や資料館も一望することが出来、

広島の歴史や町並みを一望することができます。

 

講師活動で広島を訪れましたが、建築着技術の向上、地域資源の活用などを含め時代の進化

を目にでき、また一つ学ぶ事ができました。さらにゆっくり、街を見たり広島の美味しいも

のを頂きたいところですが、予定一杯のため日帰りで帰京いたします。

 

おりづるタワーは夜景が綺麗ですからとアナウンスされましたが・・

HPで展望しておきます・・・涙→「おりづるタワー 公式サイト」

 

またくるぜ広島!・・笑

 

 

隊長