IKEDA隊長コラム
2019.07.26伝統文化と工務店/京都
久しぶりの京都です。
けして遊びに来たわけではありません。・・・笑
弊社が加盟する、工務店の協同組合「もくようれん」の総会が京都で開催、理事として総会出席するためなんです。(承認決議も終え、理事として13年目を迎える事となりました)
とは言いつつも、折角の京都入り。いつもは京都駅そばで会議等を行い、夜にそのまま新幹線で帰郷するだけなので、京都に来たんだか、大手町に来たんだか、全く京文化を感じることがなかったので、今回は少しばかりの時間でしたが、改修後の姿を見学していなかった「西本願寺」を参拝させて頂きました。
やはり、大きな屋根は、建物のプロポーションを生み出しますね。高さにしたら、それなりに高層だと思いますが、屋根の大きさと本堂のバランスから高さを感じさせません。本堂も相当天井が高いのですが。
西本願寺は浄土真宗なんです。私も身内の法要等で初めて浄土真宗(本願寺派)なんだ・・・汗。という事しり、その気持をもってこの度は参拝させていただきました。
その後は「もくようれん」の総会
そして、京都開催ということで、総会後は組合仲間でもあるツキデ工務店さんの仕事を拝見させて頂きました。
今回見学させていただいた建物は、ツキデ工務店さんが手がけた狭小地での木造住宅。
敷地は37坪程度あるそうですが、旗竿変形敷地のため、建物を建てる旗の有効敷地面積で23坪ほど。
その中に、23坪とコンパクトな住宅ですが、そのコンパクト差を感じさせない広がりのある空間でした。弊社とも長きに渡りお付い、建築的価値観も共に取り組んで来きていますので、木と自然素材、職人を活かした建築のあり方は似ています。
でも、関西は職人文化も根強く、関東とはまた一味異なる素材感等を感じます。
また至る所に、「ものづくり」と「技」を駆使したデザインが随所に見られました。
写真左は玄関ベンチ。基礎等に使う鉄筋を吊材としてベンチを浮かしています。
写真右は2階の床。弊社でもよく利用するすのこ廊下。ここに透明のポリカーを敷いて物が落ちない工夫がされています。なるほどーとへーを沢山いただくことができました。
もくようれんの取組は全国の技術の高い工務店が集まり、ものづくりとデザイン、品質や職人を活かした住まいづくりを切磋琢磨し、情報を共有し合う。独特な取組をしたネットワークでもあります。今回も大きな学びを頂きました。思い残さず日帰り帰京いたします。
次回は、スタッフと共に参加したいと思います。
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