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IKEDA隊長コラム

カーボンニュートラルを視野に家造りを

 

なんだか難しいタイトルで、私には関係ないかなーと思ったあなた・・笑

 

これから家造り、そして住まいを所有している人には大いに関係のあることなんです。

 

 

超簡略的に言うと2030年、2050年においての住まいのあり方(断熱・省エネ性能)が示されたという事です。

 

新築も、既存住宅も2050年には平均でカーボンニュートラルを実現した住まいにしなければならないということ。

なので、これから家造りされる方は当然ですが、既存住宅にお住まいの方も、リフォーム、リノベーションする上で「カーボンニュートラル」の実現に向けた対応が求められることになると考えられます。

 

↓2021年8月23日に国土交通省、経済産業省、環境省それぞれ同じ内容を公表(国も省庁連携)

 

 

 

 

カーボンニュートラルの実現に向けた住宅の姿とは・・・

 

↑1に赤枠したところが、その考え方を示しています。

 

●2050年に目指すべき住宅・建築物の姿

(省エネ)ストック平均でZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能(※1)が確保される (再エネ)導入が合理的な住宅・建築物における太陽光発電設備等の再生可能エネルギー導入が一般的となる

 

2030年に目指すべき住宅・建築物の姿

(省エネ)新築される住宅・建築物についてはZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能(※2)が確保される (再エネ)新築戸建住宅の6割において太陽光発電設備が導入される

 

*おかにわ建設のカーボンユートラるに向けた取り組み「ふじまちてらす 2021年11月OPEN予定」

 

 

2030年からの新築住宅は

↑図の年度が2050年からになっていますが、まず、2030年には「新築」する場合にはZEH水準の家が求められることになる。すなわち、2030年以降に住宅を建築するかたは、ZEH水準(省エネ基準より20%以上一次消費エネルギーを削減した住宅)であることが求められます。これはZEH(ゼロ・エネルギー住宅)にしなさいではなく、エネルギー削減水準性を意味しています。当然再生エネルギー導入は今後重要ですが、地域性により、ZEHにはできないエリアもあるのでこの様な方針が立てられたものと思われます。

 

ちなみに「おかにわ建設は」

 

2019年以降は「東京ゼロエミ住宅」仕様(エアコン設置要)の場合は一次消費エネ削減量がー30%なので、既に2030年度や2050年に求められるべき省エネ水準を実現している住まいです。(今後世界的なCO2削減量によっても変わるかもしれませんが・・)*再エネ導入は求められますが。

 

 

2050年には新築と既存住宅もZEH水準&再エネ導入

そして2050年にストック平均でZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能確保される。

ストック平均という言葉が分かりにくいですが、既存の住宅の平均ということだと思います。なので全ては中々難しいけれど、半分?・・・平均的に、既存住宅をもZEHの水準にする。仮に2021年の今からすべての住宅がZEH水準で誰もが建築していけば、2050年は10〜20%の既存住宅はZEH水準を実現し、住宅産業分野で求められるエネルギー削減を可能にするのかもしれません。決してZEH水準がハードルが高い住宅では有りませんので、より削減率の高い新築住宅が建築されていけば、更なる割合の削減量を実現しているかもしれませんね。

 

でも、これからの新築住宅だけでは平均にはたどり着きませんから、やはり、既存住宅の性能向上省エネリフォーム・リノベ&再エネ導入化はとても急務と考えられます。今後、何らか、既存住宅に対する施策等も推し進められるものと思われます。

 

おかにわ建設「木のベーション」

「ふじまちテラス」は築25年の住宅をカーボンニュートラル化へ

YKKで特集されたおかにわの「性能向上に向けた取り組み」

 

 

これからどの様な住宅にすればいい(抜粋ですが・・)

「新築住宅」を検討の方は(東京近郊エリアの方限定)

 

東京ゼロエミ住宅以上で建築すること

可能であれば断熱性能も向上させる(G1→G2→・・を目指すなど)

③可能な限り再エネ導入も視野に入れる(ただし維持メンテにそれなりの費用を準備する)

④建築後からのメンテ計画(メンテナンス制度により、住宅性能、省エネ性能維持を図る仕組み)他・・

 

 

「既存住宅」でリフォーム・リノベを検討の方は

 

①大掛かりなリフォーム・リノベを検討の方は(断熱・省エネ・耐震性能向上から考える)

*綺麗にするデザインを良くするはその次で。

 

②プチリフォーム、設備更新を検討の方は、例として、洗面の化粧台を交換するのであれば、洗面室だけ断熱化する、洗面化粧台の水栓をエコ水栓にする。浴室であれば、断熱浴槽にするなど、少しでも省エネ化を図る様にしてください。

 

これから新築住宅を建築する、既存住宅を大掛かりに手をいれるとなると、それなりの資金を必要とし、長きに渡りその住宅を活用していくことになると思います。2050年って遠い未来の様に感じますが、30年後にはということです。新築住宅など2021年に建築するかたは、築30年にはカーボンニュートラル時代を迎えるということ。

 

この様なことを知らずに、デザインを優先してしまった。値段で浴室やキッチンを選んでしまった・・

などとならないように、今後の住まいはどうあるべきなのか、この機会に知っていただければです。

 

また、既存住宅は、カーボンユートラルも重要テーマでもありますが、そもそもの温熱環境が高くない住宅も多く存在します。温度差の少ない、健康面的にも断熱改修等を施すことが必要だと言うことも覚えていて欲しいと思います。

 

 

 

 

 

*資料国土交通省HPより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年適合義務化/新築分譲住宅・新築賃貸住宅:省エネ性能表示も・・

 

↑の表ではその道筋的なことや新たな取組も示されています。

 

●2025年は新築住宅の省エネ基準適合義務化(2021年段階は説明義務で適合は義務化されていない)

 

●新築住宅販売、賃貸住宅の省エネ性能表示の義務化も

 

新築住宅や既存住宅だけでなく、意外と断熱、省エネ性能が高くないのが、一部の分譲住宅や特に賃貸住宅なんですね。

賃貸住宅は意外と多くの方が経験してると思いますが、借りた賃貸住宅が暑い、寒いを感じる・・・ストレス・・。

某ポータルサイトのデーターにも、実家より暑い寒い・・・と感じるお子様(独立、結婚等で)が多いとのことです。

実家が注文住宅だったりすると、それなりの性能があるけれど、賃貸は、収支重視で、建物性能が実家より低いと言う実体験も意外と多いそうです。故に、今後は販売住宅、そして賃貸住宅の断熱省エネ化は必須でこれらをポータルサイト等で見える化していく方向になります。

 

 

カーボンニュートラルに向けて住宅の高性能化は避けて通れませんし、可能であれば再エネ導入も求められます。

未来社会に向けて、今の時代に生きる人の責務でもあります。中々実感がわかない方も多いので、弊社でも家づくり学校等でもお伝えしていますが、まずは、ベースとしてどの様な住宅を建築するべきか、リフォーム・リノベするべきか・・。

今回のコラムがヒントになればば幸いです。

 

 

 

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隊長が「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m