IKEDA隊長コラム
2023.05.28岡庭建設の構造木材になるまでシリーズVOL2「貯木」とは
隊長です。
引き続き、岡庭建設の構造木材になるまでシリーズ
今回はVOL2「貯木」です!
まず、木材の貯木(ちょぼく)とは
◯伐採された木材を一時的に保管することを指します。貯木は、木材を処理や加工する前の段階工程なんです。
◯貯木場は、通常、森林や伐採現場の近くに設けられるのが理想ですが、とは言ってもトラックで林道を往復しつつ数キロの位置に設けられることが多いですね。ウディーさんも車で20分くらい走った場所に貯木場があります。
◯木材は、貯木場で適切な配置や積み重ねが行われ、樹種や部位などの利用を見据えて分別積み上げられていきます。
その説明をウッディーコイケの小池常務からお話を伺いました。
はじめてそのシーンを目にするスタッフも多いので、貯木場での作業は新鮮のようでした。
その貯木された木材をじっとみると年輪に・・・・(真ん中に赤みがはっきりしているのは杉材)
年輪って木材の年数を表すとよく言いますね。
木材の年輪には、夏目と冬目と呼ばれる2つの部分があるんです。
【夏目は→年輪間隔が広い】
夏目は、木が成長する夏の季節に形成されます。夏目は比較的広い幅を持ち、明るい色調をしています。夏目の形成は、木が光合成を行い、栄養を生成する時期に起こります。この時期には、木が十分な水分と陽光を得ることができるため、細胞の成長が活発になります。夏目は木の表面に形成され、年輪の幅が広くなるんです。
【冬目は→年輪間隔が狭い】
冬目は、木が成長する冬の季節に形成されます。冬目は夏目と比較して幅が狭く、暗い色調をしています。冬目の形成は、木が休眠期に入る際に起こります。この時期には、木は成長を一時停止し、生長リングの形成に必要な栄養を蓄えます。冬目は木の内部に形成され、木の寿命を示す重要な要素です。
年輪は、木材の特性や成長環境に関する貴重な情報を提供しますし、産地や育林方法等によっても異ります。年輪のパターンを分析することで、過去の気候変動や環境条件の変化についても推定することができるくらい、正しく木材が生きてきた道のりを知ることができるんですね。
という事で、スタッフ皆で、伐採の後の貯木について学ぶことができました。m(_ _)m
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