IKEDA隊長コラム
2016.12.13杉並区/リノベーション・新築の見学会
杉並区で開催された同時完成見学会のご報告です!。
完成見学会が2軒同時に開かれることは幾度かありますが、ともに杉並区でと言うのは初め
てかもしれません。でも、杉並区では新築からリフォーム、リノベーションと以前からも多
数手がけてきているエリアですー。
さて、それぞれ2軒の完成見学会ですが、ともに我々の設計や施工の技術がふんだんに活
かされた建物となりました。折角なので、その一部をご紹介しておきましょう。
まずは1軒目、薪ストーブ+ペレットのハイブリット製品を入れたリノベーションの見学会。
こちらは築50年近くの建物を大改修した建物です。夢であったストーブを家の中に取り込み
温かい暮らし、楽しさを育む空間となりました。併せて室内には自然素材を多用し、健康
かつ本物の素材いっぱいの空間に大変身!。(当日は火入れも・・・)
リビングは、まるで、新築で作られたかのような空間が。耐震の改修も行っている関係で
一部、外壁からの改修工事を機に新たな窓を設置しています。もともと大事にされてい
るお庭をより眺めやすいようにと、全面開口の窓を計画し、室内とお庭を一体的につなげ
視覚的な広がりや、目に映る景色により心和ませる空間となります。んーいい!
私達の家造りコンセプトそのままに木ノベーションした作品です。
半世紀近い建物もこの通り活かすことができる!ぜひ、知って頂きたい手法でもあります。
杉並区の木ノベーションではいたるところに、品質の上でにデザインする工夫が。
木で同化していて見えにくいですが、天井から飛び出る木の梁は、耐震性と、2階の重量
を負担するために、新たに設けられた構造材です。天井材にはヒノキ、其の向こうには、
さり気なく間接照明を施し、木の温かみをより活かしてくれています。
このように、ただデザインするだけでなく、建物の性能を向上させデザインしていく。
「品質の上にデザインする」岡庭建設、おかにわリフォーム工房の取組そのままです!。
もう一軒は、成田で開催された、「Ki−bako成田の家よんげんや」です。
こちらは4軒が連なる、いわゆる街づくり。連なる建物それぞれに個性のある顔立ちが揃え
られ一体となっています。すでに4軒の家に住まわれる方たちは決まっていて、これから
この街の中でコミュニティーが育まれ、より街の魅力度が向上していくことでしょうね。
街づくりには、植栽が欠かせません。建物を作るだけでなく、内観、外観の他、街並みを
を形成していくためには連なる緑も重要です。この緑もただ植え込むだけでなく、室内
からどのように見えたら良いのか、植える位置もとても重要です。
イロハモミジ、ナンテン他、「よんげんや」の街を際立たせる美しい植栽バランスとなり
ました。5年後、10年後、木々と成長と共に街の景観が育まれていくことでしょう。
人気のあるki-bako街並みシリーズ。先回の「西東京市文理台のさんげんや」に続き成田
の「よんげんや」も大好評で終えることができました。また新たな街づくりが今度は練馬
区と西東京市でスタートしています。西東京市では「木箱ガルテン第二期」。そして練馬区
では「せきまちのよんげんや」第一期がはじまりました。おかにわの街づくりシリーズに
興味がありましたらお問いかけくださいね。