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IKEDA隊長コラム

住みての家を見に行く見学会@三鷹

『2016年ウッドデザイン賞』を受賞した「みはらしだいのある家」〜半平屋の暮らし〜

 

この度、その受賞を記念して「みはらしだいの家を見に行こう!見学会」を開催

することになりました。3月5日(日)の午後に見学に参ります。

 

詳しい日程やお申込みは「みはらしだいの家を見に行く」

 

 

 

■「みはらしだいの家」とは

 

みはらしだいの家のコンセプトや見どころはHPにも掲載されていますが、2階建て

でも平屋でもない、新しい「半平屋」という考え方をもった住まいなんです。

 

長きに渡り、この街に暮らし、成長し変わりゆく街のなかで、昔の様な街並みの暮ら

しがあっても・・と住い手様の意向も含め、以前から岡庭建設で取組んでいる半平屋

のスタイルで建築することとなりました。

 

そして、ネーミング通り、屋根の上にバルコニーがあって、そこから街を見晴らしたり

星を眺めたりできたら・・と他にない高いところから景色を眺める楽しい居場所が存在

します。

 

●なぜに半平屋?

 

当然敷地の面積や周辺環境など立地に余裕があるからできる訳ですが、東京で家をつくる

となると、固定概念で家を建てる=2階建て!という発想が生まれてしまいます。

 

本来、人が生活するのに理想なのは「平屋の暮らし」。都心でいえばマンションがいい例。

同一階で全ての動線を賄える。当然2階建てがいい!と言う人もいますが、平屋は動線が

短く、階段のスペースも無く、生活しやすい空間の余裕も生まれます。

 

「みはらしだいの家」も全てが平屋で計画ができれば理想でしたが、流石に面積の規定等

の関係で2階部分が必要に・・。でも、総2階のスペースほどはいらないよねー。

 

そこで、三角お屋根の高さ、屋根の高くなるところを利用しながら部屋を設ける。そう、

ロフトのようなスペースですね。ロフトは、1.4Mを越えることができませんが、2階

部分として、面積参入すれば低い天井にしなくても良いわけです。そしてその部分を活用

すれば、自然と生まれる屋根空間を利用しながら部屋を設けることが出来ます。

 

●次世代を考え

 

今すぐではありませんが、近い将来には人口が1億人をきる時代を迎えます。

既に、世帯数が5000万世帯に対して6000万戸の住宅戸数。

家やモノがあまり、もしかすると土地も余る時代を迎えるかもしれませんね。

 

そうすると、今日の時代の様な密集した住宅街でなく、ゆとりの持った敷地を手に入れら

れる時代もくるかもしれません。その一つの時代、新築する際には2階建ではなく半平屋

だね!という新しい考えがあってもいいかもしれませんね。

 

そのような一つのあり方を提唱できたらと、住みて手とつくり手で考え生まれたのが

「半平屋の暮らし」なんです。この考えに共感できる方が今後も増えれば嬉しいです。

 

住宅街でひときわ低く(約5.3M)佇む暮らしぶりを、国産材をふんだんに利用した

空間と共に感じて頂ければ幸いです。

 

 

 

隊長