IKEDA隊長コラム
2019.07.13長期優良住宅の普及化へ
建設業界紙「新建ハウジング」に長期優良住宅の普及促進策たる記事が
掲載されました。先日国交省の「長期優良住宅あり方検討会」に出席
させていただいた関係で、隊長からも業界団体関係者としてコメントも
させていただきました。
記事にも掲載されていますが、長期優良住宅は制度、法律が施行して10年。
毎年10万戸相当建築されているので、現在約100万戸程度の認定がなされ、
毎年新築住宅着工戸数の2割強が認定を所得しているんですね。低いように見える
かもしれませんが、任意でかつ、面積制限(1フロア40㎡以上)もあり、必ず
しもどの住宅でも認定が所得できるわけではない中では、普及率も高いものと
思われます。そこで、10年目を迎え更に普及を含め国にて検討会が開催されたと
言うことなんですね。
検討会では長期優良住宅の申請資料も膨大かつ申請期間も長くなる関係で、今回の
検討会では、簡素化が様々な団体から要望されていまし、私もその様に思います。
また、併せて不動産価値(売買、流通時)の評価などについても今後検討されていく
方向のようです。
隊長は業界団体として、中小工務店が利用しやすく、消費者の方々のためになる
べく制度や方法などについて、団体、個社の取り組み、そして個人的な考えも含め
コメントさせていただきました。
長期優良住宅は、質の高い住宅の見える化(評価された住宅)でもあり、耐震や断熱
等、質の高さも評価されています。でも、一番重要なことは、しっかりした住まいを
完成させて終わりではなく、そのあと、しっかりメンテナンスして長く使う!。
この点検、メンテナンス、マンションでいう「修繕」。ここを木造住宅でもしっかり
手がけて行くことが義務化された住宅。これが「長期優良住宅」の大きな魅力でもあり
ます。これから家造りされる方は「長期優良住宅」を一度検討することをおすすめします。
また、近年、既存住宅の長期優良住宅の制度も思考しています。性能を向上させるような
増改築、リフォーム・リノベーションをされる方は、このような制度を利用されても
良いかもしれませんね。(令和元年も補助制度が行われています)
隊長
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