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IKEDA隊長コラム

住宅の性能について語る

12月18日に開催された「家づくり学校2時間目 しっかりつくる家とは」のご報告。

午前と午後の計2回プチセミナーを開催し多くの方々にご参加頂きました。(西東京市内)

実際の工事途中の建物の中で、品質や性能について学ぶ勉強会は話と現物が一致しやすい

と定評頂いております。

 

今回からは、先月再度現地視察した熊本地震から、分かってきたことなど、熊本地震の総括

とでもいいましょうか。メディアで報道されていることだけでなく、専門の人間として現地

の状況や現地の仲間、そして技術的な情報を含め噛み砕いてお話させていただき、今後増え

続ける災害への準備対応などについてもお伝えさせていただきました。今後も2時間目で随

時お話してまいります。

構造見学会(工事途中)は、骨組みや断熱材、配線、配管などがそのまま見えるので、

性能面や施工状態なども目にすることができます。

【なんでしっかりつくる家とはを開催するか】

誰もがしっかりした家に暮らしていきたいと願いますが、耐震など一般の方でもよく目や

耳にする範囲の住宅性能のことは知っておられると思います。ただし、しっかりした家と

いうのは、耐震だけでなく、省エネ、白蟻・・いえいえいそれ以外にも、取り組む姿勢

や職人さん(おかにわ建設では職人ネットワーク:おかにわワークスが携わります。)

やメンテナンスにと更に幅広い範囲を総合的に築き取組むからこそ安心・安全、そう

しっかりした家が完成するのです。

【どうやって品質と性能を向上させてる】

おかにわ建設では、日々住宅品質の維持向上に向けて、社内に委員会なども設け

住まい手の声などを含め協議進化させております。弊社では3割ほどのスタッフ等が自社

設計施工、そう、おかにわの家に暮らしていて、自分たちでも住んでいきたい家をつくろ

うと現在の品質や性能を導きつつ進化させています。

【例えば 耐震性について】

おかにわ建設では10年ほど前から、全ての新築建築物に「許容応力度計算」という手法を

取り入れております。いわゆる構造計算の中でも詳細な計算です。(100P以上の書類)

昨今多様な住まい方から、屋根に太陽熱利用をされたり、趣味などによる手持ち品等

も幅広くなっています。少しイメージしてもらうとわかりますが、建物の重さや形状は

それぞれ異なるということです。という事は、それらを踏まえ家が造られるべきですね。

私達も、その多様性から、より重さ等を考慮した手法を採用し昨今の家造りに活かして

おります。「許容応力度計算してますか?」は近い将来の確認用語になるかもですね。

【あわせて現場でも・・】

下の写真は、柱に取り付くホールダウンと呼ばれるものです。

どの住宅でもあたりまえに取り付く金物ですが、ココにもおかにわ流の取組が・・

よーくみると、ボルトの上にナットが2つ。一つがとれても2つあればと・・・

ずーっと昔から手がけていたわけではありませんが、2つの方が安心だよね・・と

社内での声からこちらも10年程前から始まった取組なんです。小心者ですかね・・笑

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【全ては伝えられませんが・・】

ほんの一例でお伝えしましたが、一軒の住宅で無数にこのような取組が施されております。

このセミナーでも、家造りを進める際の打合せでも全てをお話できませんが、このような小さな部位から、大きな部位まで、安心安全に暮らしていける住まいのために日々より進化を目指しております。

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当日は岡庭建設の性能に関する虎の巻をご覧頂きながら学びます。

 

 

■セミナー後も質問攻めにあう「隊長」でしたー
 
隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」
隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑