IKEDA隊長コラム
2020.03.12長期優良住宅VOL2/認定基準
「長期優良住宅VOL2」今回は認定基準についてです。 岡庭建設の「長期優良住宅」への取組はこちら
長期優良住宅はそもそもどの様な制度なのか・・
長期優良住宅は「法律」です。
「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」 です。
法律と聞くと、準拠しなければいけないもの・・と思われがちですが、
この法律は任意法といって、準拠しても、しなくても良い法律なんです。
建築物はそももそも「建築基準法」にのっとり建築することが求められていて(この法律は絶対法です)、建築する際には行政庁や評価機関に届け出をし、法適合を確認してもらい建築確認通知を頂いてから着工できるものです。
ですので、長期優良住宅は建築基準法に準拠しつつ、追加する、まー車でいうとこのオプションといったところでしょうかね・・軽く言うとですが・・。でもこのオプションはかなり住宅性能を向上させる大きなオプションなんですね。
なぜなら、建築基準法は国民の生命及び財産、安心安全を確保するための最低限の法律なんです。決して低いということではありません。
例に上げると断熱材。住宅には当たり前に入っている断熱材ですが、建築基準法では「断熱材」を入れなければならないという項目はないんです。すなわち、断熱材を入れても入れなくても良いということなんですね。
ですが、このオプションとなる「長期優良住宅」を追加することで、認定基準の一つでもある「省エネルギー性能」に適合する必要がでてきて、その基準たるハードルを超える必要が法的にでてきます。
伝統工法を除いた一般住宅で断熱材を入れない家は少ないと思いますが、その断熱材の厚さが薄かったりすることもあるんですね。ですから、この長期優良住宅に適合させることで、自動的に高性能な断熱性能に、省エネ性能が確保されることになります。
このオプションを追加することで、各認定基準を超える義務が発生し、どこに依頼しても質の高い住宅が設計されていきます。其上で、まずは「認定基準って?」から理解していきましょう。
*資料は住宅性能評価・表示協会より
長期優良住宅は部門として「住宅」と「共同住宅」などの住宅が対象です。店舗や事務所は対象外となります。
住宅の認定基準は大きく分けると「7つ」(*共同住宅は+2)あります。
①劣化対策
②耐震性
③維持管理・更新の容易性
④省エネルギー性能
⑤居住環境
⑥住戸面積
⑦維持保全計画
この7つの基準、ハードルを超えることで長期優良住宅の認定を所得することができるんですね。
ではこの基準とは?については
次回につづく
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