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IKEDA隊長コラム

杉並区完成見学会/憩いと学びのある家

 

憩いと学びのある家とは?

杉並区で建築中でした、「憩いと学びのある家」の完成見学会が開催されました。

会期中は、業界団体のガイドライン「住宅業者における感染ガイドラインに基づき」、今回は1時間に2組程度、ソーシャルディスタンスを図りながら開催させて頂きました。お陰様ですべての時間にご予約を頂き、満員御礼となりました。参加者皆様の家づくりにお役に立てて嬉しく思います!。

 

さて、「憩いと学びのある家」のお施主様との出会いは、「家づくり学校1時間目」でした。

熱心に、家造りのプロセスを学ぶと共に、ご質問等からも、自らの家造りの方向性がまとまっているなーと関心していた事を今でも覚えています。

 

その後、家造り学校2時間目や完成見学会等に行くども足を運び、「学び」「知り」「活かす」を実行し、計画を進めていかれました。テーマは「平日共働きの子育夫婦と、 子供たちが、快適な家づくり!」。普段共働きのご夫婦が、お子様たちがが楽しく快適で過ごされる、この快適には、「遊び」の部分と「学び」の部分が含めれているんですね。そのことは、言葉ではできてきていませんが、お打合せの度に、お言葉や現在住まわれている、暮らしぶりから読み取ることができました。

 

これが、住まいのタイトル通り「憩いと学びのある家」になった経緯でもあります。

(ネーミングはお施主様が名付けられました)

 

学びと憩いには様々な工夫が

家造りはそれぞれ家族想い、生き方、趣味などにより全く暮らしぶりが異なります。

「同じ岡庭の家なのだけど、こうも違うんだー」と言われることがよくあります。

 

「憩いと学びのある家」には特有のワークスペースがあります。もっと他にもたくさんあるのですが、此度はワークスペースに特化したコラムということで。

 

上の写真の壁面の裏手にワークスペースがあります。(場所はリビング)

ワークスペースも家族、人それぞれの空間がありますが、家族のつながりを大切にするお施主様の考えを活かすべく、「曖昧」に空間をつなげました。

 

曖昧なワークスペース空間

 

「曖昧?」スペースを平面だけで考えてしまうと、リビングとワークスペースの2つに分断されます。または、リビングインワークスペースもよく計画します。

 

が、今回は、「曖昧」そう、繋がっているようで仕切られている立体的計画をしています。

写真の様に壁はあるのですが、その上が空いています。空いていることによりリビングにいる人からも天井への目線が遠くなり広さを感じるんですね。ちょっとした工夫ですが、これだけで、空間の見え方が全く異なります。これは、どの住まいにでも効果的と言うことでなく、今回の30坪に満たない住まいでの視覚的効果でもあります。また、壁が空いていることにより、人の気配をも感じることができますね。

 

 

壁なくて大丈夫?

「曖昧」に「視覚的効果」は分かるけど、壁がとぎれていて耐震とか大丈夫なの?

 

えー大丈夫です・・笑。「憩いと学びのある家」は「長期優良住宅」の認定を受けている住宅。すなわち高性能な住宅です。耐震は、長期優良住宅を上回る「耐震等級3」。これらを、構造計算(許容応力度計算)という、細かな計算、枚数にすると200〜300ページほどの細かい計算をしながら実現しています。計算しているから良いのではなく、この結果を用いながら耐震計画を采配しているということなんですね。ワークスペースを曖昧にするために、壁に耐震壁を作らない、その場合にどの場所に耐震壁やより力を強くすればよいのか等を設計しているから実現できているんです。視覚的に広がったけど耐震性が低くなったでは本末転倒です。設計も大切にしている弊社では構造計算を介しながら豊かな暮らしを築いているということも「家づくり学校2時間目」で学んでいただきましたので、お施主様にも理解をすぐにして頂けました。

 

 

斜めの壁が・・・・

1枚目の写真中央、ポスターが立て掛けてある壁。よーく見ると・・・・壁が斜め?(2枚め写真左側壁)

こちらも、同様に構造の計画をしっかり行った上で実現しています。

でも、何故に斜めにする必要があるの?

 

通常であれば、壁は直角に配置するものです。その方が耐震性も上がりますが、その事は上で述べた考え方で解決。「豊かな暮らしと住まいの性能」を大切にする岡庭建設の家造りは、ここで少しアレンジ!。こちらは直角にすると、キッチンに立つご家族がテレビが見えにくかったり、ワークスペースにいる家族の気配や視線が1/2減ってしまいます。(立つ位置により異なりますが)せっかく、曖昧な壁をつくったのだから、その効果を消してしまう設計は意味がありません。その意味でこの壁を45度斜めにすることにより、キッチンとワークスペースの繋がり、家族の暮らしをより豊かにしてくれるのです。

 

曖昧の壁、実は・・・

曖昧の壁は・・・・実は反対から見ると

 

そう本棚なんです。ただ単に曖昧に壁を立てているだけでなく、機能性も考えております。

教科書や趣味の本。沢山の本がしまうことができる本棚デザインにして仕切る!

ワークスペースには本棚が必須ですから、仕切りとして利用することで、ワークスペースでも作業がより良いものになります。あと、ちょっとした事で有効的なのが、窓の配置です。ちょうど、ワークスペースは北側にあるので、ハイサイド(高窓)にすることで、均等な光を得られることが出きます(直射は殆どない)その光があることで、天井面が明るくなりより広さを感じるなど視覚的効果が強まりますし、初夏の通風にも有効的な窓になります。

 

という事で、「憩いと学びのある家」の完成見学会と、昨今ワークスペースのあり方についてのお問いかけが多いので、ワークスペースに着目してお伝えいたしました。

参考になれば幸いです。

 

 

 

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