IKEDA隊長コラム
2020.09.27東京での木造応急仮設住宅について
全国の60万人あまりの建設職人が加盟する団体「全建総連」
その東京都の連合会でもある「東京都連」にて、「木造応急仮設住宅」講習会の講師を務めさせて頂きました。
現在、全建総連と工務店全国団体JBN(隊長も役員)が連合帯となり、東日本大震災から、有事の際に木造の応急仮設住宅建設に取り組んでおります。連動帯を「全国木造建設事業協会(全木協)」と言います。木造で仮設住宅を建築する事で認知されていますから、皆様も報道他で目にしたことあるかもしれませんね。
現在も熊本県人吉市他の豪雨災害における、木造応急仮設住宅他を500戸以上建設中です。
隊長も全木協の東京都協会の会長となりはや8年目の任期を迎えております。
その関係もあり、必要に応じて、東京都の工務店や、建設職人に木造応急仮設住宅についてレクチャーする機会があり、この様な場を介しながら、多くの方々に有事の際の取組についてお話しています。
木造応急仮設住宅から少し話ずれますが・・・
昨年の大型台風が日本各地に上陸しました。特にこの関東地方ですと、千葉県の暴風雨被害は記憶に新しいところ。
報道等されているように、未だに屋根の上にブルーシートが被ったままの住宅等を目にされているかと思います。様々な状況で工事が進んでいないと思われますが、最も大きな要因は大工、屋根、瓦屋他の建設職人が圧倒的に不足していることなんです。
昨今建設職人の高齢化、減少が著しい状況ですが、その中で毎年発生する自然災害後の住宅等に対するケアが工務店や建設職人がいてからこそです。
東日本大震災、熊本大地震や西日本豪雨被害、そして今回の熊本他の九州地方の豪雨被害他、毎年全国のどこかで自然災害が発生しています。その際に建設職人がいなければ、これらの木造応急仮設住宅を建設することはできません。故にこれからの、国難に立ち向かうためにも建設職人そして、これらを采配する工務店の存在は不可欠です。
平時にもしもの時への準備が重要であることと、建設業の方々の活躍、夢ある職業であることも併せて伝えさせていただきました。90分以上熱弁で時間オーバーしましたが・・・笑少しでも得るものがあれば幸いです。
隊長
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隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m