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IKEDA隊長コラム

住宅医で講師

空き家や既存住宅の利活用が望まれる昨今、安心した、リフォーム・リノベーションを手掛

ていくために住宅の診断、点検(インスペクション)の実行がこれからとても重要で、様々

な施策や制度が整いつつあります。

 

現在、インスペクションを学ぶような講習会が業界では開催されていますが、その中でも

座学だけでなく現場力を身に付ける「住宅医スクール」たるものが5年前から始まっています。

 

隊長も、毎年講師を努めておりますが、先日開催された住宅医スクール東京会場でもお話

させて頂きました。住宅医スクールは、1年間で年間32のカリキュラムを受講することで

修了生となります。その後、自らが計画しインスペクションを行い、完成した施工例を元

に審査会に提出し審査合格した人が「住宅医」と言う称号を手に入れることができます。

結構、長き道のりなんですねー。

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隊長は毎年、「木造住宅の施策とその実務対応」と言うことで、住宅施策を読み取りながら

岡庭建設がどの様な取り組みをしているかなど、実例を交えお話させて頂いています。

 近年、人口減少、高齢者社会を迎えた住生活のありかたから、既存の住宅を活用していく

ような施策等も多く含まれていますので、この施策や、制度のお話を充填的に講義して

います。

 

例えば新築でいうと住宅の長寿命化を目指し、「長期優良住宅」などの制度が始まってい

ますが、今年の4月からは既存住宅の長寿命化「長期優良住宅の増改築版」も施行され、

既存住宅の性能等をV字回復させる認定住宅の制度もスタートいたしました。どのに既存

住宅を良質化させるのかなどを見極める技術はとても難しく、単純に建築士の資格があれ

ばできると言うことではないんですね。工務店の様に、設計と施工の双方を手掛けている人

たちは、比較的その見極め力が高いので、もともと、インスペクションをする技術を兼ね

備えている人も多いですが、住宅医の様な講習会で自らのスキルアップ出来るがあるのは

とても貴重なので、多くの方々に受講いただきたいですね。

 

併せて、今年度から始まった「建築物省エネ法」他、新たな制度等についても。

新たな制度では建築物の省エネのあり方が制定され、大きな建築物の省エネ法の適合義務化

なども始まる予定で早ければ2020年に小規模建築物、住宅等の省エネ適合義務化も進められ

ています。そして2030年には平均的な住宅がゼロエネルギー化するような取り組みなども施

で盛り込まれていて、岡庭建設では、この4月からオープンした「RーECOHOUE」のモデ

ルハウス等もオープンさせこれから求められる住宅の新たなあり方を地域レベルに周知して

おります。

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このように、住宅と言うのは、住生活のニーズや時代背景により常に変化していきます。

住宅施策もその時代を見ながら、先を見据えながら様々な施策が考え打ち出されていきます。

 

特に最近ではこの多様なニーズに対応する住宅の政策が数多く盛り込まれている関係で、

住宅の技術者も対応するのに四苦八苦している方も多いのが現状です。住宅施策が全てでは

ありませんが、知らないより知っておくことが必要です。減税などの恩恵等もありますしね。

一応、毎年隊長の方で、自社の取組を含め噛み砕いてお話しています。伝えるのも難しい

ですが・・・汗

 

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年明け、1月12日には今年4月に起きた「熊本地震」の総括とでもいいましょうか、住宅医

にてフォーラムを開催するそうです。隊長も今回パネラーを務めさせていただく事になりま

したが、何せ著名な方々の中に混じりお話しさせて頂くので果たしてどうなることか…汗。

一先ず頑張って参りますm(_ _)m。 

 

もし、ご興味のある方は是非ご参加されてみてはいかがでしょうか。→「住宅医フォーラム」

以上、住宅医スクール東京のご報告でした。

 

 

■講義しながら自らも学び続ける「隊長」でしたー
 
隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」
隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑