IKEDA隊長コラム
2018.12.14空気集熱式ソーラー完成見学会/練馬区
2週連続の完成見学会2周目。「夕やけはうす 完成お披露目会」がいよいよ明日より
開催いたします。「夕やけハウス」の見所とは・・・・・・→イベントメページでも。
木と自然素材の家は当然ながらですが、夕やけハウスに導入されている「空気集熱式ソーラー」
について着目!見所としてお伝えしておきましょう。
【空気集熱式ソーラーとは】
ソーラーと聞くと屋根の上で発電する「太陽光発電」や「太陽熱温水器」などをイメージ
される方も多いですよね。更にいくつかの太陽の恵み活かす手法があるのですが、その
一つに「空気集熱式ソーラー」があります。
文字通り、屋根で温まった空気熱を取り込み、その空気を床下や室内に送ったりする手法
を言います。発電は「光」を利用しますが、空気集熱式ソーラーは「熱」を利用します。
【効率は・・・・・】
太陽のエネルギーの変換効率は「太陽光発電」が一般的に約20%程度と言われています。(製品
により異なりますが)。空気集熱式ソーラーは、約50%程度の変換効率と言われていて、太陽光
と比べて効率が良い手法と呼ばれています。いわゆる、「生熱」。屋根の温まった熱を換気扇
のようなファンを介しいて、床下等に送りますから暖かさがそのまま送られます。
と言っても、当然床下等に行く際に、低い温度の部屋などを通過していくわけなので、熱を損失
しています。それが50%程度失われているということなんですが50%の温度を保ったまま
送風できるのはなかなかありません。
【どの程度の温度に・・・】
実際の温度の事を考えてみると、(経験値ですが)方位、立地、屋根面積等によっても異なりますが
一般的に屋根温度50度程度(12〜2月頃)になる集熱面を確保することが理想です。これは
屋根の幅にもよりますが、30坪程度の一般的な切り妻屋根の家であれば確保できるレベルです。
その様な計画ですと、天候が良ければ(晴れ)1日に4時間程度は集熱温度50度程度確保でき、室内
温度も、18度前後確保できます。集熱屋根50度くらいですと床下に送られる際には30度弱
程度の温風になっていて、その空気が床下に送られ、コンクリート等に蓄熱される関係もありますが、
概ねその様な室温になるケースが多いです。当然、立地による日当たりやプランニング、住まいの断熱性能
によってもその結果は異なります。でも、家中暖房するにはそれ相応のエネルギーが必要にまりますしね。
【夏は猛暑バンザイ!】
夏は夏でお湯を取ることも可能です、ココ数年、猛暑になることもしばしばですが、その猛暑が正しく万歳!!
高温のお湯が取れるのですね。こちらも立地にもよりますが、50度前後もそくはそれ以上の湯音になることも
あります。すなわち、洗面所やキッチン、浴室などでお湯を沸かす必要がなくなるわけですね。
ガス代も驚きの価格に・・・・なんて言うことも。
ということで、冬と夏に暮らしの恩恵をもたらし、エコにも寄与する「空気集熱式ソーラー」
明日の「夕やけハウス」で体感、そしてその仕組みや効果などについても聞ける機会です。
ぜひともお立ち寄りくださいね。
隊長
岡庭の家づくり学校も11年目(西東京市 一店逸品認定セミナー)
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