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2023.06.09贈与税についてもう少し書かせてください その1
今年の初めに贈与・相続が変わるという話を何回かに分けて書きました。
私の言葉足らずな部分もあったので、もう一度詳しく書かせてください。
なぜかというと、まだ相続税対策として贈与をしていない方にとって、今年2023年と来年2024年は重要な年だからです。
前にも書いてあることと重複しているところまありますが、ご容赦を。
まず、贈与税の制度です。
これには2種類あります。
まず、基本は暦年課税。
暦年というのは1/1~12/31までの期間のことです。
令和5年の贈与税の計算期間は、令和5年1月1日から令和5年12月31日までに贈与を受けたものに対して計算します。
改めてのことになりますが、贈与税は財産をもらった人が納める税金です。
例えば、Aさんが父親から100万、祖父から150万もらったら、合計250万に対して贈与税がかかります。
ただし、基礎控除というものが110万ありまして、その金額を引くことができます。
勘違いされがちなのは、基礎控除が、贈与をしてくれた人ごとではなく、贈与を受けた人に対してということです。
つまり父からの 100万ー110万=0,祖父からの150万ー110万=40万 合計40万に課税ではなく、
(100万+150万)-110万=140万に課税ということです。
この110万引けるということ、この後何度も出て来ますので、覚えておいてください。
豊村
岡庭グループでは、土地や建物からファイナンシャルプランニングまで幅広いサービスを行っています