IKEDA隊長コラム
2020.08.11エアコン冷房連続運転
梅雨が開けたとたん、猛暑続きですね・・・それも40度を超えるエリアも出てきている異常気象。
環境対策は本当に急務です・・・。
さて、この時期ですので、以前にもコラムで書いた、「エアコンの冷房連続運転」について。と言うのもエアコンの選定方法や、利用方法などにつて今でもよく聞かれますので、改めて以前掲載されていた、エアコンメーカーダイキンの記事を掲載しておきます。
エアコンメーカーの大手「ダイキン」さんが面白い情報を公開より
「日中30分の外出ならエアコンは切るよりつけっぱなしがお得でした!」という記事
実際には住宅の性能も重要ですが、今回の検証では、2006年の鉄筋コンクリート造のマンションで試験されているので、さほど性能の悪い建物ではありません。
ちなみに岡庭のいえは「長期優良住宅」+αの性能になります。
*性能が高い家になると連続運転でも光熱費は高くない
「集集の家は冷暖房1台で」【UA値0.46相当】
試験結果を端的に伝えると
検証結果①:9:00〜18:00の間で30分間隔でエアコンを入りきりしていると、つけっぱなしの方が、電気代が安い。すなわち、30分程度の外出であればつけっぱなしにした方がいい。
これは、気温が高い9:00〜18:00の間は、止めてしまうと室温が上昇してしまい、入り切りしていると、折角、室温を下げたのにもう一度上昇した温度を下げるところから稼働しなければならないロスが発生する。ここがエアコンの一番エネルギーの掛かると言う事です。ですから、下げた室温の中で稼働するエアコンは大きくエネルギーを必要としないので、つけっぱなしの方が良いと言う事になります。
でも、日にもよりますが、18:00以降夜間は気温が日中のような上昇をしないので、むしろ入りきりしていた方が効率が良いと言う結果がでていますね。
その上で
検証結果②:9:00〜23:00の間、エアコンをつけっぱなしにすると、かえって電気代がかかってしまう・・・という結果に。これは上記で述べた通り、つけっぱなしにした方が良い時間とそうでない時間の差から生まれた結果なのでしょう。電気代で35円/日の差という結果です。
以上は、ダイキンさんが、一つのモデルから検証したものですが、参考の一つになればです。
都市伝説で、よくエアコンをつけっぱなしにした方が電気代は安くなる!という言葉を聞きますが、そうでないということも一つ知ることができます。
でも、住宅というものは個々に断熱の性能も違えば、住宅の向いている方位や窓の大きさや性能等様々な仕様差によって答えは異なってくると思います。特に、窓(開口部)は家には必ず取り付くもの、窓から入る太陽熱は冬には+αとして計画できますが、夏は日照が入ることで負荷がかかりエネルギーロスにつながります。窓の大きさや、ガラスの日射所得仕様によっても結果はことなってきますのであくまでも参考レベルということで。
あーもう一つ、隊長がユーザー様によく申し上げるのは、エアコンを購入する際には、家電のチラシで特売(価格だけ)に飛びつくのではなく、しっかりエアコンの性能(最近だと星印や省エネ率で表示)を見極め購入することをお勧めしています。できれば、高額かもしれませんが、省エネ性能がより高いものを選ばれると良いと思います。つけっぱなしの電気代も更に減りますからー。
性能の良い住宅で、性能の良いエアコンを活かす。これからは、エアコンの台数は目標1〜2台へ。そのためには、効果の得られるプランニングも重要です。温暖化が進む中、豊かな暮らしをより豊かにするためへのポイントでもあります。
詳しくは家づくり学校2時間目でもお話いたします。
次回の「家づくり学校2時間目」
隊長
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