神奈川県で現地調査

「新築住宅」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

まだまだ猛暑が続く中ですが、幾分か風があり、体感としては少しだけ暑さが和らいだかな…というタイミングで、先日、神奈川県某所へ現地調査に行ってきました。今回のお客様は「家造り学校」にご参加いただいたご家族。学びを経て、いよいよ我が家の計画へ!という流れでのご相談・調査です。

神奈川エリアからのご相談、増えています

最近は多摩川を渡った神奈川方面からのお問い合わせがじわじわ増加中です。岡庭建設のある西東京市からは、伏見通りを一本スッと抜けると多摩川へ。川崎北部エリアの現場であれば、交通状況にもよりますが概ね30分〜1時間圏内で到着できます。
ちなみに、埼玉県は西東京市のすぐ裏手。現場によっては車で5分という近さです。東京に限らず、埼玉につづいて神奈川県での計画も増えており、エリアをまたいだ家づくりのご相談が日常になってきました。ただし、あくまでもメンテナンスができる距離等を鑑み判断しています。

計画依頼に伴う“最初の一歩”としての敷地調査

今回は、具体的な計画のご依頼をいただいての現地調査。残存している敷地関係の資料が多くないケースでしたので、計画に必要な敷地の再現(現況の見える化)からスタートです。敷地には比較的はっきりとした高低差がありましたので、まずは現時点のレベル差を測定。解体が完了したり計画が進む段階で、さらに詳細な再測定を行い精度を上げていきます。

岡庭流・簡易面積割り出し手法でスピーディに把握!・・笑

初期段階では、レーザー距離計+ロングスケールで辺長と要点を図り、敷地を再現していきます。測量ではないことと、現地には既存の建物や物置、植木や石などがあり図りきれない、精緻でない部分もありますが、計画する上で必要な敷地形状等の再現を可能な限り復元していきます。という事で、独自手法で、照合しながら誤差を詰めるのが岡庭スタイル!。これにより、初期プランの検討に必要な情報と併せて敷地のポテンシャルも読み込みます。

併せて、境界・越境:境界標の有無、ブロック・フェンスの位置関係、樹木や屋根の越境の可能性を目視で確認。道路・セットバック:前面道路幅員、車両動線、見通し、電柱や支線の位置もチェック。高低差:敷地内外の段差、既存擁壁の状態他を可能な限り把握します。

インフラ(上下水・ガス・電気)はコストにに直結!
水道・下水道・ガス・電気の取り出し位置や口径、深さ、合流状況は、引込替え費用や資金計画にダイレクトに影響します。現地で可能な限り桝の位置を確認し、既存図面がない場合もこれから、行政等を含め確認していきます。

解体は前倒しの情報収集が肝心

敷地には既存建物があるため、今回はおかにわワークス(解体業者さん)にも同行いただき、解体の事前調査を実施しました。特にアスベスト(石綿)については、近年の規制強化により事前調査・適切な処理・報告が求められ、ケースによっては費用が高額になることもあります。早めに概算レンジを掴むことで、建築費とのトータルバランスを崩さないようにするのが、設計・施工一体の私たち工務店の重要な役割でもあります。

今回は設計チームのアッキーとコンちゃんと一緒に現地へ。測定・撮影・記録の役割分担でテンポよく情報を収集。暑さ対策で休憩と水分補給をこまめに挟みつつ、安全第一で進めました。

現地でしか分からないことが、確かにある

ネットの地図や航空写真は便利ですが、敷地の気配や癖はやはり現地で足を運ばないと分かりません。近隣の生活動線、さえぎりのない眺望他・・。これらはプランの方向性(窓の取り方・高さのさじ加減・外構の作法)を左右します。私たちは、敷地のポテンシャル+現況の制約を立体的に読み解き、「気持ちよく暮らせる線」を探し当てることを大切にしています。

家づくりは、図面を描く前の丁寧な読み込みがその後の居住環境に影響します。今回の現地調査の情報を芯にして、これからプランの具体化へ。引き続き、ワクワクしながらご一緒に進めてまいります。

 

隊長

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