IKEDA隊長コラムCOLUMN
2025年の記事(69件)
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受け継いだ土地からの家づくりを考える〜VOL4「居住用特例とは?」
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。今回は「受け継いだ土地からの家づくりを考える〜VOL4 「居住用財産の3,000万円特別控除」について触れてみたいと思います。とはいいつも隊長は建築士なので税理士ではありませんから、精緻な部分まではお伝えできませんが、一般論として皆様に知って頂けたらという情報としてお届けしておきたいと思います。何も知らないより、少しでもこのような事も考える必要があるんだと言うことを知ってもらえればです。とはいえ、隊長も相談を受けつつなんとなく学んだ訳ですが・・・笑さて、VOL2では、330㎡の土地を分筆して南側220㎡をご自宅用に、北側110㎡を売却用にというコラムを書きました。VOL3では、最低敷地面積にも注意しようと言うテーマで。当然ながら、売却をすると譲渡益、すなわち売却益が発生しますから、所得税が発生することとなります。その所得税に対しても特例制度たるものがあるのでそのことについて触れておきたいと思います。この制度は、マイホームを売却した際に一定の条件を満たすと譲渡所得から最高3,000万円まで控除できる、非常に大きな節税効果のある特例です。老後の住み替えや建て替え、さらには相続税対策など、幅広い場面で利用されているため、該当する方々にとっても身近な制度と言えます

「断熱・省エネリフォーム推進タスクフォース」の発足
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。先日、JBN全国工務店協会の副会長として、「断熱・省エネリフォーム推進タスクフォース」の発足会に出席してまいりました。今回は久原副会長と私のダブル副会長で臨みましたが、登壇は久原副会長にお願いしました。この新しいタスクフォースは、環境省が推進する*「デコ活」の一環として立ち上げられたもので、住友不動産さんを代表事業者に、LIXILさん、YKK APさん、三協立山さん、住宅開口部グリーン化推進協議会(AGW)、そして私たちJBNが連携。既存住宅の断熱・省エネリフォームの普及と技術向上を全国的に推し進めていく強力な布陣です。※デコ活=脱炭素(Decarbonization)+エコ(Eco)+活動(Activity)発足会当日は、驚くほどの報道陣の数。テレビ局や新聞社を含め、なんと80社以上が集まり、カメラの放列ができるほどの熱気でした(正直、この光景には私も圧倒されました…驚)。そしてその注目度の高さは、朝日新聞、日経新聞をはじめ、全国各地の新聞や業界誌にも大きく取り上げられる結果に。

「内藤廣展」を鑑賞してきました
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。先日、渋谷で開催中の「内藤廣展」を鑑賞してきました!。建築界の巨匠・内藤廣氏の作品を、模型や図面を通して間近に感じられる貴重な展示です。個人的に、内藤氏の建築で特に心惹かれるのは赤坂の「とらや」。模型もありました。高層化が当たり前の時代にあえて低層化を選択し、木を活かした商業空間をつくりあげたその姿勢には、毎回訪れるたびに感動します。都市の喧騒の中で、あの落ち着きと温かさを感じられる空間はそうそうありません。

2世代にわたる家造り/@三鷹市
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。三鷹市で新たな家造りが始まります。ハウスネーミングはこれからですが、今回の家造りは私たちにとって嬉しい家造りの一つです。13年ほど前にご両親様の個性ある木と自然素材を活かした半平屋的な家造りを手掛けさせていただきました。まさしく、豊かな暮らしと住まいの性能を両立した住まいでした。そして今回、お子様ご夫婦の家造りまで手掛けられるという、なんとも感慨深い家造りとなります。当時担当していたのは設計の小森隊員でした。現在は名古屋でJIN建築工房として独立し活躍中で、特に温熱環境や空調の計画を活かした設計をしています。そして今回のお住まいでも共に考案した空調計画「くばるんエアコン」を計画担当として、2世代に渡り設計に関わっています。今回の設計担当のイデちゃんとともに、豊かな暮らしを空調計画含め豊かにしていく設計をコラボしています。

秋山東一先生を偲んで
皆さん、こんにちはIKEDA隊長です。今回は残念なお知らせです。建築家の秋山東一先生が、天国へ旅立たれました。 あまりに突然の知らせに、今も信じられない気持ちでいっぱいです。この春、先生と一緒に下北沢の街を歩いた時のこと。建築を眺めながら語り合った、あの穏やかな時間が最後になるなんて、夢にも思いませんでした。■私たちの家づくりの原点私たち岡庭建設にとって、秋山先生は家づくり、木造住宅をしっかりデザインし、しっかりした構造計画の「原点」を教えてくださった方です。先生が考案された「フォルクスハウス」。 その思想に触れたことで、私たちは木造設計の奥深さや、設計者としてどう成長すべきかを学びました。その後の「秋山設計道場」も含め、先生と過ごした時間は、数えきれないほどの学びと気づきに満ちていました。

藤本壮介初の大規模個展へ
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。先日、六本木ヒルズの森美術館で開催されている建築家「藤本壮介の建築:原初・未来・森」展に行ってきました!大阪万博での経験がまだ記憶に新しい中、藤本壮介氏の建築哲学を網羅的に体験できるまたとない機会でした。6月に社内研修で大阪万博を訪れた際、藤本氏が会場デザインプロデューサーとして手がけた「大屋根リング」に釘付けになってしまい、他のパビリオンを見逃してしまうほど・・笑。直径615メートル、高さ約20メートル、1周約2キロメートルという世界最大級の木造建築物。その圧倒的なスケールと、CLT(直交集成板)を駆使した技術的な挑戦に、建築技術者として心が震えましたのを記憶しています。。そんな感動がまだ冷めやらぬ中での今回の展覧会訪問。藤本建築の四半世紀にわたる実践を知る貴重な機会となりました。
2025.08.03(日)

受け継いだ土地からの家づくりを考える〜VOL3「最低敷地面積」とは?
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。前回のVOL2では、330㎡の土地を分筆して南側220㎡をご自宅用に、北側110㎡を売却用にというコラムを書きました。多くの方から「なるほど、そういう考え方があるのですね」「うちの土地でも同じようなことができるのでしょうか?」といったお問い合わせをいただいています。そこで今回VOL3では、土地を分割する際に必ず知っておいていただきたい「最低敷地面積」という重要な制約について、実例を交えながらお話しします。実は、何でもかんでも好きな面積で敷地が分割できるわけではないのです。
2025.07.30(水)

「しずおか木造塾」で講演いたします
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。この度、静岡県建築士会主催の「2025しずおか木造塾」にて講師を務めさせていただくことになりました。今回隊長が担当させていただくテーマは「これからの住宅設計・改修工事を考える」です。1部の講座では、新建ハウジングの三浦祐成社長による「これからの明るい住宅業界の動向を考える」と合わせて、住宅業界の現在と未来について多角的にお話しさせていただく予定です。2025年4月からの既存住宅改修における大きな変化隊長の講演では、特に既存住宅の改修工事に焦点を当てます。2025年4月から施行された建築基準法改正により、既存住宅の大規模修繕・大規模模様替えに関する確認手続きが大幅に変更となります。これまで「4号建築物」として扱われてきた一般的な木造住宅の多くが「新2号建築物」に分類され、大規模な修繕・模様替えを行う際にも建築確認申請が必要となることは、私たち建築実務者にとって非常に重要な変化です。大規模修繕・模様替えの実務への影響主要構造部(壁、柱、床、梁、屋根、階段)のいずれか一種類について過半(50%超)を改修する工事については、新たに建築確認申請および完了検査が・・・改正法の制度等と改修工事の変化がどのようにリンクしているかについても触れる予定です。既存住宅は多様ですが、そこから中小工務店や設計者が現場からどの様な対応をしていくべきかなどお伝えできればです。
2025.07.27(日)

相続された土地、どう活かしますか?〜受け継いだ土地からの家づくりを考える〜VOL2
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。前回のVOL1では相続された土地活用のご相談が増えていることをお話ししましたが、今回は具体的な例を通して、330m²の大きな土地をどう活かすかを考えてみたいと思います。実際に多くのお客様から「土地が広すぎて悩んでいる」「植栽の手入れが大変で負担になっている」「建て替えるにも資金のことも不安」「将来の事を考えてどの位置に、どの大きさの家をつくれば良いのか」・・といったご相談をいただく中で、建築士として最適な解決策をご提案させていただいたり一緒に考えたりしています。
2025.07.22(火)

国分寺市にて現地調査
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。先日、国分寺市にて新たなプロジェクトの現地調査を実施してまいりました。今回は設計チームのリーダーであるセリ隊員と、若手のホープ・コンちゃんと共に、敷地のポテンシャルをしっかりと読み込んできましたー。今回調査させていただいた敷地は、国分寺市内でもやや広めの土地。こうした敷地では、単に建物を配置するだけではなく、土地の持つポテンシャルを最大限に活かした計画が重要になってきますし、将来の土地利用も意識しておく必要があるんですね。敷地の形状、高低差、隣地との関係性、そして何より「この土地が持つ可能性」を丁寧に読み取ることが、良質な住まいづくりの第一歩です。広めの敷地だからこそ、建物配置の自由度も高く、庭や外構計画との一体的な設計が可能になります。
2025.07.19(土)