JBN全国交流会2025IN東京へ
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。
JBN全国会員交流会2025IN東京、が9月2〜3日の2日間にわたり開催されました。全国から500名を超える参加者が集い、大舞台の中での開催となりました。今回は私が大会実行委員長を務めさせていただき、冒頭の挨拶も担当。掲げた大会テーマは「つなぐ技術、ひらく未来」。私たちの原点である「足元の技術」を改めて見つめ直し、それをどう次世代へ確実につないでいくかを考える機会にしました。




2025年は、省エネ基準適合義務化と建築基準法改正が同時に施行される「大変革の年」。これは地域工務店にとって真価を問われる大きな挑戦ですが、同時に確かな技術を持つ者にとっては大きなチャンスである、という強いメッセージを込めました。
基調講演では、伊香賀先生より「J-CAT戸建て版」リリースという大変心強い情報をいただき、脱炭素社会に向けた大きな一歩を共有することができました。また、山辺先生の構造セミナーでは「構造計算をやっている」から「構造を知っている」へと視点を転換させる学びをいただき、多くの参加者から「すぐに役立つ気づきを得られた」との声を数多くいただきました。企画者として、この反響は本当に嬉しいものでした。
さらに、工務店3社によるパネルディスカッションでは「おしえて?」という素直な気持ちを投げかけ合い、課題解決のヒントを持ち帰る時間となりました。途中、会長・副会長との記念撮影や、スタッフとの集合写真もあり、和やかで温かい空気感も本大会の魅力だったと思います。

中央会長と副会長4名と記念写真

参加スタッフと記念写真

構造家の山辺先生

工務店3社とのパネリング

防火設計の第一人者 安井先生

下の数字が火災による死者数・・・・
二日目の分科会では8つの委員会が同時開催され、どれも100~150名規模の大盛況。私はその中で「防火」をテーマにした分科会に参加しました(講師は防火設計で著名な、安井先生)。そこで示された事実に驚きました。交通事故死者数は大幅に減っている一方で、住宅火災による死者数は横ばい、むしろ上昇傾向にあるという現実。日本の住宅には可燃物が多いことも背景にあります。設計者として、燃え広がらない、燃え抜けないための建築的な工夫や、その設計的意識の重要性を改めて痛感しました。これは大変勉強になり、今後の実務にしっかりと活かしていきたいと思います。
こうして年に一度、全国の工務店仲間が一堂に会し、技術と志を確かめ合う場が無事終了しました。大変な準備を支えてくださった大会実行委員会、連携団体、そして事務局スタッフの皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
隊長
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