特別講演会場と万博会場が@大阪
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。
先日大阪で開催されました「第9回 JAPAN BUILD OSAKA ―建築・土木・不動産の先端技術展―」で特別講演させていただきました。その模様と会場が大阪万博会場そばの湾岸エリアでしたので、当然ながら、万博へ!も含めコラムでお伝えいたします。
JAPAN BUILD OSAKA 展示会 〜技術と未来の交差点〜
インテックス大阪にて開催された「JAPAN BUILD OSAKA」は、建築・建設・不動産業界の課題を解決する最新の技術や製品が一堂に会した日本最大級の専門展示会。建材、住宅設備、リノベーション技術、AI・IoTによるDXソリューション、建物の脱炭素化、不動産テックなど、多彩な分野の出展があり、まさに業界の未来像に触れる場として刺激的でした。 特に「建設DX展」では、BIM、CIM、CAD、ICT建機、次世代足場、建設ロボットなど、実践現場で活きるDX技術が多数展示されており、見て・触れて・撮れる体験型展示で、隊長も講演前後の時間を利用して、未来の工務店が取り入れるべき最新ツールをじっくり見学。広い会場を何度も回り、情報収集と多くの刺激を受けました。



特別講演:法改正への対応とDX道の現在地
隊長が本展示会でお話したのは、「法改正の影響や工務店の今後の取り組みに向けて」というテーマです。2025年の法改正によって、既存住宅への取り組みや工務店のあり方も変革期に突入しており、対応力の強化が急務です。
私たち岡庭建設が進めている「既存住宅対応、リノベーション」「大工育成」と「社内DX化」という実践事例を交えながら、設計施工型工務店としての具体的な実践策を紹介しました。時間に限りがあるので、総論的な内容となりますが、会場では、多くの工務店経営者や技術者の方々から共感の声をいただけたようです。規定で写真撮影がNGなので開催前の雰囲気写真を・・笑。広い会場だけでなく、設営から準備も流石プロといった形で、ある意味イベントの準備形体としての学びもありました。真似できませんが・・・。
会場がインテックス大阪ということで主催者のご配慮により、万博会場近くに宿泊する機会をいただきました。せっかくの機会、夜の万博を再訪、堪能せずにはいられません。
夕方、夜の万博。大屋根リングのライトアップはまさに幻想そのもの。木の滑らかな輪郭が照らし出され、その仕口の緻密さが際立ちます。藤本壮介さんの設計によるこの大屋根は、伝統木組み技術「貫(ぬき)」と現代技術が融合された、日本が誇る木造建築の象徴。ギネス世界記録にも認定されている、世界最大の木造構造物でもあります。
前回の訪問後、藤本壮介展で知ったのですが、この大屋根リングはゼネコン3社が3つの工区に分割して施工し、それぞれ仕口(木と木をつなぐ接合部分)の納まりが異なる設計になっているとのこと。それを今回じっくりと、工区ごとに見比べるのが今回の目的の一つであり、しっかり予習してからの来場です。予習は大屋根リングだけですが・・・汗。
それから、前回パビリオンをほとんど見ることが出来なかったので、日本館を根性で並び堪能しました。猛暑真っ只中で夕方でも気温が高く、体力奪われましたがCLT(木造パネル)を活かした建築と館内の催しを堪能しました。











なんだかんだ人気キャラクター化している「みゃくみゃく」記念写真をパチリ!。
今回の大阪万博は開催前から賛否もありましたが、建築好きには堪能できる万博であった様な気がします。(まだ、会期は残っていますが)また、最大の木造建築「大屋根リング」は改めて発想から実現まで、見事な建築であると感じています。一部の大屋根リングが残存することが議論されているそうですが、会期終了後、大阪に行く機会があれば見学してみたいと思います。以上、万博が開催されている会期中に、そして万博会場そばで講演できた巡り合わせに感謝感謝しつつ帰京です。
隊長