安成工務店@山口県を訪問

「隊長の活動他」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

先日、山口県の安成工務店さんを訪問させていただき、地域工務店の先導的な取り組みを学ばさせていただきました。というのも、現在全国で最も大きな工務店団体JBNの会長を努めていて、団体での活動も一緒しているのでこの機会に安成工務店さんから学びをと訪問した次第です。早速初の北九州空港到着後には、官民連携(PFI)で整備・運営が進む「やすらガーデン」へ。

官民連携(PFI)で整備・運営が進む「やすらガーデン」は、図書館や公園、書店・カフェ、保育園、住宅などが一体的に計画された“まちの拠点。代表企業として安成工務店さんが参画し、公共と民間が寄り添い合う姿勢に強く共感しました。地方における地域にひらかれた行政との複合エリアのつくり方は、これからの郊外再生における重要な取り組みだと感じましたし、規模感はありますが、東京多摩エリアでも、考えられる取り組みだと感じました。

その一角にあるブックカフェ「hello_cafe_books(もしもし書店 cafe&books)」では、創作性の高いサンドイッチをいただきました。パンの重ね方や具材の彩り、食感のレイヤーが秀逸で、設計でいう“断面の妙”を味わった気分です。食の体験も含め、場の魅力を編集していく発想が、エリア価値を底上げしていると実感しました。

その後は、安成工務店さんが手掛けられている環境共生住宅や住宅を用いた宿泊施設(民泊)へ。今回は私にとって“初・関門海峡!”の越境体験でもありました。実際に一晩過ごすと、温熱や音の質、動線の小さなストレスまで見えてきます。地域の不動産資産を宿泊へと転用し、観光・交流と地場の職能を結び直す取り組みは、北海道視察で見た“寒冷地ならではの高性能×地域観光”のモデルにも呼応するものでした。

翌日は、断熱の工場や木材加工場も見学。グループ会社のデコスさん(セルロースファイバー断熱)の山口工場では、リサイクル紙を原料にした断熱材の製造や燃焼・吸音の体感を拝見し、素材循環と住環境性能を同時に高める仕組みに唸りました。こうした“見える化された製造プロセス”は、住まい手にとっても大きな安心材料になりますね。最後は工場長に2日間同行してくれた、安成工務店の建築大好き弘中様(インスタでも有名人)と記念写真!&山口県の名物でもある瓦そばを。瓦そばって美味しいですね、「ふるさと納税」します。・・・笑。

まる2日間、建物見学から地域との関わり、環境を意識したあくなき取り組みまで、現場で学びが尽きませんでした。北海道視察に続き、地域ごとに工務店が“その土地らしさ”を磨きながら活躍している姿に大いに刺激をいただきました。安成工務店の皆様、本当にありがとうございました。全国に先導的な工務店仲間から学ぶべき場があることで、自社の取組に新たな発想が常に生まれます。工務店の仲間に本当に感謝感謝です。

 

隊長

 

 

PAGE TOP