IKEDA隊長コラムCOLUMN
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カーボンニュートラルを視野に家造りを
みなさんこんにちは、隊長です。 「脱炭素社会に向けた住宅・建築物における省エネ対策等のあり方・進め方の概要」が公表されました。 「なんだ脱炭素に向けた住宅・建築物って」 なんだか難しいタイトルで、私には関係ないかなーと思ったあなた・・笑 これから家造り、そして住まいを所有している人には大いに関係のあることなんです。 超簡略的に言うと2030年、2050年においての住まいのあり方(断熱・省エネ性能)が示されたという事です。 新築も、既存住宅も2050年には平均でカーボンニュートラルを実現した住まいにしなければならないということ。なので、これから家造りされる方は当然ですが、既存住宅にお住まいの方も、リフォーム、リノベーションする上で「カーボンニュートラル」の実現に向けた対応が求められることになると考えられます。 ↓2021年8月23日に国土交通省、経済産業省、環境省それぞれ同じ内容を公表(国も省庁連携) カーボンニュートラルの実現に向けた住宅の姿とは・・・ ↑1に赤枠したところが、その考え方を示しています。 ●2050年に目指すべき住宅・建築物の姿 (省エネ)ストック平均でZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能(※1)が確保される (再エネ)導入が合理的な住宅・建築物における太陽光発電設備等の再生可能エネルギー導入が一般的となる 2030年に目指すべき住宅・建築物の姿 (省エネ)新築される住宅・建築物についてはZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能(※2)が確保される (再エネ)新築戸建住宅の6割において太陽光発電設備が導入される *おかにわ建設のカーボンユートラるに向けた取り組み「ふじまちてらす 2021年11月OPEN予定」 2030年からの新築住宅は↑図の年度が2050年からになっていますが、まず、2030年には「新築」する場合にはZEH水準の家が求められることになる。すなわち、2030年以降に住宅を建築するかたは、ZEH水準(省エネ基準より20%以上一次消費エネルギーを削減した住宅)であることが求められます。これはZEH(ゼロ・エネルギー住宅)にしなさいではなく、エネルギー削減水準性を意味しています。当然再生エネルギー導入は今後重要ですが、地域性により、ZEHにはできないエリアもあるのでこの様な方針が立てられたものと思われます。 ちなみに「おかにわ建設は」 2019年以降は「東京ゼロエミ住宅」仕様(エアコン設置要)の場合は一次消費エネ削減量がー30%なので、既に2030年度や2050年に求められるべき省エネ水準を実現している住まいです。(今後世界的なCO2削減量によっても変わるかもしれませんが・・)*再エネ導入は求められますが。 2050年には新築と既存住宅もZEH水準&再エネ導入そして2050年にストック平均でZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能確保される。ストック平均という言葉が分かりにくいですが、既存の住宅の平均ということだと思います。なので全ては中々難しいけれど、半分?・・・平均的に、既存住宅をもZEHの水準にする。仮に2021年の今からすべての住宅がZEH水準で誰もが建築していけば、2050年は10〜20%の既存住宅はZEH水準を実現し、住宅産業分野で求められるエネルギー削減を可能にするのかもしれません。決してZEH水準がハードルが高い住宅では有りませんので、より削減率の高い新築住宅が建築されていけば、更なる割合の削減量を実現しているかもしれませんね。 でも、これからの新築住宅だけでは平均にはたどり着きませんから、やはり、既存住宅の性能向上省エネリフォーム・リノベ&再エネ導入化はとても急務と考えられます。今後、何らか、既存住宅に対する施策等も推し進められるものと思われます。 おかにわ建設の「木のベーション」「ふじまちテラス」は築25年の住宅をカーボンニュートラル化へYKKで特集されたおかにわの「性能向上に向けた取り組み」等 これからどの様な住宅にすればいい(抜粋ですが・・)「新築住宅」を検討の方は(東京近郊エリアの方限定) ①東京ゼロエミ住宅以上で建築すること②可能であれば断熱性能も向上させる(G1→G2→・・を目指すなど)③可能な限り再エネ導入も視野に入れる(ただし維持メンテにそれなりの費用を準備する)④建築後からのメンテ計画(メンテナンス制度により、住宅性能、省エネ性能維持を図る仕組み)他・・ 「既存住宅」でリフォーム・リノベを検討の方は ①大掛かりなリフォーム・リノベを検討の方は(断熱・省エネ・耐震性能向上から考える)*綺麗にするデザインを良くするはその次で。 ②プチリフォーム、設備更新を検討の方は、例として、洗面の化粧台を交換するのであれば、洗面室だけ断熱化する、洗面化粧台の水栓をエコ水栓にする。浴室であれば、断熱浴槽にするなど、少しでも省エネ化を図る様にしてください。 これから新築住宅を建築する、既存住宅を大掛かりに手をいれるとなると、それなりの資金を必要とし、長きに渡りその住宅を活用していくことになると思います。2050年って遠い未来の様に感じますが、30年後にはということです。新築住宅など2021年に建築するかたは、築30年にはカーボンニュートラル時代を迎えるということ。 この様なことを知らずに、デザインを優先してしまった。値段で浴室やキッチンを選んでしまった・・などとならないように、今後の住まいはどうあるべきなのか、この機会に知っていただければです。 また、既存住宅は、カーボンユートラルも重要テーマでもありますが、そもそもの温熱環境が高くない住宅も多く存在します。温度差の少ない、健康面的にも断熱改修等を施すことが必要だと言うことも覚えていて欲しいと思います。 *資料国土交通省HPより 2025年適合義務化/新築分譲住宅・新築賃貸住宅:省エネ性能表示も・・ ↑の表ではその道筋的なことや新たな取組も示されています。 ●2025年は新築住宅の省エネ基準適合義務化(2021年段階は説明義務で適合は義務化されていない) ●新築住宅販売、賃貸住宅の省エネ性能表示の義務化も 新築住宅や既存住宅だけでなく、意外と断熱、省エネ性能が高くないのが、一部の分譲住宅や特に賃貸住宅なんですね。賃貸住宅は意外と多くの方が経験してると思いますが、借りた賃貸住宅が暑い、寒いを感じる・・・ストレス・・。某ポータルサイトのデーターにも、実家より暑い寒い・・・と感じるお子様(独立、結婚等で)が多いとのことです。実家が注文住宅だったりすると、それなりの性能があるけれど、賃貸は、収支重視で、建物性能が実家より低いと言う実体験も意外と多いそうです。故に、今後は販売住宅、そして賃貸住宅の断熱省エネ化は必須でこれらをポータルサイト等で見える化していく方向になります。 カーボンニュートラルに向けて住宅の高性能化は避けて通れませんし、可能であれば再エネ導入も求められます。未来社会に向けて、今の時代に生きる人の責務でもあります。中々実感がわかない方も多いので、弊社でも家づくり学校等でもお伝えしていますが、まずは、ベースとしてどの様な住宅を建築するべきか、リフォーム・リノベするべきか・・。今回のコラムがヒントになればば幸いです。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2021.09.06(月)
住宅・浸水対策の設計の手引作成
隊長です。 9月1日は防災の日関東大震災の教訓を忘れることなくと、9月1日が防災の日になっているわけですが、ご存知の通り昨今は地震だけでなく、豪雨被害、台風被害に水害と、正しく災害のない年がないほどですから、日々、防災意識を高めておく必要がありますね。 「住宅における浸水対策の設計の手引き」今回は住宅浸水対策に関しての情報ですが、この度住宅生産者団体(住宅生産団体連合会)の連合会から「住宅における浸水対策の設計の手引き」が作成され会員向けに公開されました。*この資料は「設計者向け」に作成したものです。で、この手引を隊長もお手伝いさせて頂き作成しています。 隊長もお手伝い少しややこしいですが、おかにわ建設を経営しつつ、全国の工務店最大団体「JBN/全国工務店協会(隊長理事を努めつつ)」が、手引を発刊した住宅生産団体連合(→大手ハウスメーカーから、大手、中小分譲事業者、中小工務店団体等、国内の住宅生産者団体の総合団体・・分かりにくいかもですが・・笑)に加盟している関係で、この手引書発刊に携わる→団体代表して隊長が携わることになったということです・・・汗。ですから、手引書で携わった方々が紹介されていますが、大手ハウスメーカー等を含め、その一員としてお手伝いさせて頂きました。 手引書には◯対象とする住宅や災害について。*すべての災害網羅することは難しいので◯過去に被害を受けた住宅について◯住宅における浸水対策の設計方法◯浸水対策方法や設計例◯その他 を紹介しています。 私も全国に工務店の仲間たちがいますが、豪雨被害に直面した人たちから教えてくれたことや、大手ハウスメーカーの方々の経験等を含め、そのリスクの可能性と浸水対策対応方法をまとめた情報は今までに無いと思います。 隊長も、一人だけで調べ考えていても答えを見つけるには相当な月日が必要となりますが、これだけの方々が集結して作り出すことで、短期間で今まで知ることのなかった判断方法や対策などを見出すことができました。また、数ヶ月の間で完成させる関係で、大変ではありましたが、大きな学びと今後の家造りに活かせる手法を持ち合わせることができました。今後は、この資料を全国の工務店に伝承していかなければなりませんので、それはそれでまた大変ではありますが、水害が2倍に増えると予測されるこの時代ですから、多くの設計者や工務店に利用してもらいつつ、建主様の方々にも立地によって浸水対策が必要であることと、その手法を伝えていきたいと思います。 コラムをお読みになられた方の参考情報になれば幸いです。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ
2021.09.03(金)
練馬区で地鎮祭/(仮)こうしんの家
隊長です。 お陰様で、またひとつ練馬区であらたな家造りがはじまります。 (仮)「幸森(こうしん)の家」 ご両親様が暮らされていたお住まいに、お子様ご夫婦が一緒に住む2世帯住宅 2世帯それぞれが、木と自然素材の空間の中で、団らんや趣味を楽しめる個性ある空間が計画されています。 ご両親様が育てられた、庭木も一部そのまま残し、これからの暮らしの豊かさに受け継がれていきます。 「暮らしの豊かさと幸せさ」 それぞれの「場から眺め育んで行く受け継がれる庭木」 (仮)「幸森(こうしん)の家」の完成が今からとても楽しみです!。 そして先日、地鎮祭が執り行われました。 「雨降って地固まる」。天候は雨模様でしたが、カンカン照りの猛暑でなかったのは幸い。 神主様の、儀式、四方固めに鍬入れ、玉串奉奠と、無事に地鎮祭の儀を執り行うことができました。 いよいよ、これから工事スタート。 来年春頃の完成に向けて、建主様の想いをこれから具現化して参ります。 建主様、誠におめでとうございました! 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2021.08.31(火)
オンライン&リアル家造り学校1時間目/8月2021時間目
隊長です。 2021年8月の「家づくり学校1時間目」が先週末に開催されました。 今回は オンラインの方が計9組、現地参加1組の計11組の方々が参加されました。 家造り学校1時間目は「家造りの1丁目1番地!」「進め方」を学びます。 最近参加される方々の傾向としては一言で「情報過多」。特にコロナ渦での巣ごもりによりSNSからの情報でお腹一杯の方々が多いようです。 その中で情報を整理できる方と、そうでない方に大きく分かれますが、今回の参加者も同様の傾向だったようです。 その傾向を踏まえ、15年目を迎える家づくり学校1時間目は、「家造りの進め方」と「情報整理役」の2面役で進めています。 昨今、SNS等でとても性能系の情報が溢れていることもあり、進め方と併せ性能系の質問も多くいただきました。だだ、今回は1時間目、家造りの進め方が主ですので、断熱、省エネのことや、耐震等、性能系については触れる程度をお話させていただき、9月に開催される2時間目「しっかりつくる家とは」にて詳しくお話させていただくことにしています。情報整理したい方はぜひ「2時間目 しっかりつくる家」に参加してみてくださいね。。 1時間目では「土地」の活かし方についてもお話しています。 ①土地探の方 ②建替えの方 参加者が①、②半々でしたので、土地探し、建替えの場合を含め、そして、過去の事例等も含め「土地」に関するいくつかのポイントをレクチャーさせていただきました。 現在アンケート集計中ですから(オンラインアンケート)、おって参加者の声、感想等をお知らせさせていただきますね。→広報佐藤のブログで公開されましたー 以上家づくり学校1時間目8月2021の報告でした。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2021.08.28(土)
現地確認の日々/電子距離測定器登場
みなさんこんにちは! おかげさまで、特にこの1年半あまり、現地調査にプランニングに追われている隊長です。 昨日も、練馬区で現地調査に行って参りました。 昨年入社した大川くんと。 すっかり、場数をこなしてきただけあって、現地調査方法もお手のもの。大分理解したなー。質問も◎ 敷地の境界は・・ 下水溝に 水道メーター 電柱柱もあり ブロック塀の高さは・・ メジャーをピッし!ピッしと当てて付属物等の位置確認!素晴らしい!。 で、隊長は、徐々に老眼化によりメモリが・・・笑 ということで秘密兵器の「電子距離測定器」の登場! ドラえもんがポケットから出すかのごとく、この測定器で「ピッツ」とボタン一つで測量します・・・ズルイ 境界から電柱の距離は・・・・・・ ちょっと見えにくいですが、この測定器は凄いのです。 何が凄いかというと、測定数値がでるだけでなく、モニターになっていて、測定したい点を画面で映像を映し出し、ボタンを押すとその地点までの距離が反映されるのです。 一人で測るなどの際は、距離が長くなるので、モニター映像をズームアップすると、最大で100M先まで測定できるそうです。やったことないですが・・。 塀や付属物までの距離などが一瞬で測定できるので、現地調査時間の短縮にも超貢献しています。かつ、メモリされるので後でも振り返ることができます。 アナログとデジタル技術、現代のテクノロジーを活かすことは技術者にとって重要ですね。 興味のある方は、皆様の現地調査にお伺いする際にお見せしますー。以上現地測量の現場からでしたー。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2021.08.25(水)
脱炭素で地域エネルギー?/2021年緊急事態IPCC報告書
隊長です! 先日の朝日新聞に、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)の報告書に関する記事が掲載されていました。 一定の年にこの報告書は公開され、世界における温室効果ガスによる気候変動について報告されています。 「これは人類に対する厳戒警報だ」と総長のコメントも記載されている通り、気候変動が刻々と進んでいます。 また「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させたことには疑う余地がない」とも記されています。 約1,1度の気温上昇?現在の平均気温は産業革命(18世紀中頃)から比べて≒1,1度気温が上昇しているとのことで、、このまま温暖化が進むと今世紀末には気温が2度上昇すると想定されています。異常気象に加えて、海面上昇なども起きていて全世界に多大な影響が発生しているのは誰もが目にしているし感じていると思います。ニュースなどでも見られたかもしれませんが、世界中で台風(ハリケーン他)により、毎年の様に浸水してしまうエリアや施設が毎年、毎回水没してしまい改修費用が膨らみすぎてしまうなど、資産や税金をいくら投入しても無限大に掛かり続けてしまう可能性もでてきています。 2度上昇すると・・・気温上昇が2度と聞くと大きな数字には感じられませんが、この2度上昇することで、10年に一度起こると考えられる熱波の確率が今よりも約6倍近くに。干ばつや豪雨被害は約2倍程度まで起こる可能性が増えると想定されています。先日、洪水関連についてコラムで書いたりや隊長チャンネルでもお知らせしましたが、水災害も今後2倍以上に増える可能性が高く、現在も異常な全国にまたがる線状降水帯の様な中々経験することのない状況におかれていますし、この様な異常気象が今後予想を超えるほど発生すると考えられます。恐ろしいですね・・・。 今すぐ排出を減らすIPCCの報告でも、今すぐこの排出を減らせば、気温の上昇は当然ながら減少する。変わってしまった気候変動は元に戻せないけれど、遅らせることもできる。温暖化の国際ルール「パリ協定」でも産業革命以降の温度上昇1,5度や1度に抑える必要があるというルールのもと、世界中でこの温暖化防止、CO2排出削減の取り組みが加速しています。昨年、遅ればせながら、日本も2030年にー46%、2050年にカーボンニュートラルを目指すことを宣言しています。数字を掲げることはできますが、この数値目標はかなり野心的に進める必要があります。でも、これらを実現していかないと、海面上昇により、水没してしまう国や、未来の人たちへの人生や生活に影響していきます。一日でも早い取り組みが一人一人に望まれるところです。 2050年にカーボンニュートラル2030年はあと9年・・・それまでに2013年比で46%の削減を、いやすでに2050年のカーボンニュートラルを目指すことが必要と考えます。ただ、この実現は何をすれば実現できるのか?目に見えにくいですね。家庭、生活で言えば、自給自足(電気・ガス等)できればですし、所有する車も電気自自動車でかつガソリンではなく自宅で生み出した電気エネルギー等により車を走らせる。そのようなイメージでしょうか。ただ、一例で太陽光発電に電気を生産することができれば良いですが、日本全国どの家でも発電できる訳ではありませんし、都市部のように屋根が太陽に向かないような狭小住宅なども多く存在しますから、すべての人が・・・というのは難しいですね。 住宅としての脱炭素(カーボンニュートラル)では、住宅、住まいとして何するのか。これは国が様々な目標や施策、制度を掲げ、規制や義務措置などを進めることも当然ながら考えられますが、それらの線路に乗るのではなく、一人一人が一年でも一日でも速く、自分たちの生活でカーボンニュートラルに取り組むことが必要です。その上で住宅では何をするべきか・・・・・ 「ふじまちテラス(モデルハウス)」での取り組みおかにわ建設では、長年に渡り、断熱省エネの性能を高め取組み、常に学び続け少しづつですが進化を目指しています。すなわち、これまでに、私共で家造り等を手がけられたお住まいがあるからこそ、今の住まいの水準を達成することができています。そして温暖化防止を加速させるべく、時代と共にこれまでにない高性能建材等も生まれ、10年、20年以上前から比べてより、住まいの高性能化を図りやすくなっています。これまでに家造りをご依頼頂いた住まい手様に感謝すると共に、立ち止まらず、社会、ひいては世界がより良い世の中、明るい未来に向けて引き続き進化と挑戦をしつづけて参ります。 そして50年目を迎えるおかにわ建設50周年プロジェクトとして脱炭素&レジリエンス&豊かな暮らしをテーマにモデルハウス「ふじまちテラス」を建設中です。 「ふじまちテラス」は、都市部で限られた条件の中で脱炭素にも取り組んだモデルハウス。 ◯解体せずにリノベーション◯木造化、木質化(国産材の多用)によりCo2の固定化(Co2吸収したまま)◯断熱、気密化する(リノベーションでUA0.39)◯高効率な設備の導入◯最小限の空調設備(床下エアコン他)◯再生可能エネルギーの導入(太陽光発電)*売電は行わない。◯蓄電池の設置により、日中の発電を蓄え、最も利用する朝方、夜間にも利用できるようにする。◯その他いろいろ いつかは、「地域エネルギー」をふじまちテラスでも、屋根の大きさには限りが有り、正直自給自足がなりたつ程の、創エネにはなりません。その分何方かがエネルギーを融通してくれれば・・・大きな屋根の住宅もあれば、マンションもあります。空き地や、公共建築や施設などで発電することも可能かもしれません。ただ、創エネは太陽光だけでなく、今後様々な技術革新、「水素」や「バイオマス」などにより幅広いエネルギー生産が可能になるかもしれません。これらを、国や都県等で考えるのではなく、一定の地域のなかで融通しあえる環境が整えられればより、かのカーボンニュートラルへの近道になるのではないかと勝手ながら思っています。 それぞれの地域でメリットや課題もあると考えられますから、その地の利を活かしたエネルギー生産が今後必要かもしれませんね。 まずは、住宅分野に携わるものとして、住宅の高性能化や、今後のあるべき住まいのあり方を伝えて参ります。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2021.08.21(土)
練馬区で地鎮祭
隊長です。 練馬区で新たな家造りがはじまります。 ハウスネーミングはこれからですが・・・・・m(_ _)m。仮に「はなゆたかな家」とでもしておきましょう。 先日、猛暑晴天の中地鎮祭が執り行われましたが、風が吹いていて激暑というほどではありませんでした。 地鎮祭は、10年ぶり?の仏式 お施主様の家柄により、神社の地鎮祭から仏式、中にはキリスト式などもあります。 特に仏式は、お寺様の信仰により、地鎮祭のあり方、唱え方はことなりますが、どうだろ、記憶にはない個性ある地鎮祭でした。 【間もなく設計完了ーそして着工へ】 ↑は3Dです。計画時の途中段階のものですが、図面だけでなく実際に3D、そして近年はVRといって特殊ゴーグルを付けて バーチャルな建物中を自由にあるきまわりながら確認していっています。 室内空間のイメージ、窓がどこに、家具はどうなっているのかな・・・・。計画調整しながらなので、あくまでもイメージとしてご覧頂いていますが完成したときに、ホントそのままに近い状態です。 隊長たちも、3D等を見ながら空間調整、計画調整できるのでとても便利であります。 この様な楽しい家族の器を計画しながら、住まいの性能もしっかり。 「長期優良住宅」をベースに耐震等級3で 断熱性能等級4の一次消費エネルギー等級5。東京ゼロエミ住宅認証予定住宅 安心、安全もしっかり構築しながら間もなく設計が完了します。 そして、いよいよ9月には工事着工となります。 いまから、完成がとても楽しみです! お施主様、誠におめでとうございます!! 隊長
2021.08.18(水)
社員大工活躍中!/ふじまちテラス
隊長です 「ふじまちテラス」(11月頃OPEN NEW モデルハウス)の工事が着々と進んでいます。 「ふじまちテラス」って? 耐震、断熱性能を向上させるための解体作業が終わり、修復作業に取り掛かっています。 工事に携わるのは主に社員大工たち お客様の建築が優先のため 18歳から40代までの社員大工が、合間を見て工事の携わります。 &おかにわ建設の社員大工は週休2日なので土日が休み 11月頃OPENとしていますが、間に合わなかったらm(_ _)m。・・・笑 でも、皆たくましくスピードもあるので今の所順調に進んでいます。 また、チョクチョク「ふじまちテラス」の状況をお知らせしていきますね! 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2021.08.15(日)
災害リスクがあると長期優良認定されない
隊長です 今回は情報提供です。 現在、長期優良住宅の認定基準の見直しが進められています。 その中で、災害リスクのある立地では「認定対象外」とする方向とのことです。 資料:国土交通省HPより 災害リスクのある立地とは・・・・ 災害リスクのある土地とは、土砂災害、津波、洪水等との記載があります 具体的な内容はまだ決まっていないようですが 熱海伊豆山地区で発災した土砂災害のような、特に災害の危険性が高いエリアや危険性が高いエリアでは認定対象外や対策が求められるとのことです。 当然、長期優良住宅は50年、75年、100年と長きに渡り住み続ける住宅ですから、その住まいが長期間持続できない場所では・・・・ と言うことなのでしょう。 御存知の通り、昨今これだけ自然災害が多発していますから住まいの持続性を含め、この項目の検討は納得できるものだと思います。 あとは具体的にどの様な内容になっていくのか・・・・・ 予想ではありますが、近いうちに「隊長チャンネル」(YOUTUBE)で語りたいと思います。 まずは、土地探等、物件探しをされている方もいますから、これらの情報を意識、確認しながら選定していただければです。 心配な場合は、相談箱からご相談くださいね。 あくまでも現段階の情報ですが、参考になれば幸いです。\(^o^)/。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2021.08.13(金)
ふじまちテラス/脱炭素への道【初プレ公開】
おかにわ建設50周年プロジェクト「ふじまちテラス」のプレ公開用のイメージ図が完成しました。延べ30坪の住宅から、2030年、2050年そしてその先の住宅のあり方伝えていきます。実行します。勉強します! ふじまちテラスの全貌(プレ公開用)→25年前完成時の写真はこちらへ建物「ハード」■01ーカーボンニュートラル・断熱の強化、高効率設備の導入で節電・省CO2を。 さらに、再エネ+蓄電池の利用でCO2排出削減を目指します・冷暖房エアコン1台づつで空調 ■02−再生可能エネルギー・太陽光を受けて発電した電力は蓄電池に溜めて夜間に利用。 電気自動車にも蓄電。空気の熱はエコキュートで給湯に活躍。 発電→溜める→使うの自家消費のライフサイクルが実現します・≒4KWの太陽光(東京の立地でニアリーZEHを実現)と蓄電池で自給自足(自家消費)を目指します。 ■03ーエコマテリアル・外壁・内壁下地には、土に還せる「モイス」、 内装には、国産無垢の床材や紙の壁紙など、 地球環境に負荷をかけない自然素材を多用しています。・木材利用は炭素の固定化に繋がります ■04ー住まいの長寿命化・耐震性能等級3を実現、や劣化対策など、長期優良住宅(増改築)を目安に 建設され、長く住み継ぐための工夫が施されています。このような建物の 持続が、CO2削減へとつながります。 ■05−レジリエンス・地震発生時のエネルギー自立供給、水害発生時のライフライン確保。 雨水タンクや電気自動車の充電設備の設置等リスクを最小限にする施工方法 が施されています。床下浸水0.5mを仮定し、水害対策にも取り組んでいます。過去のレジリエンス住宅(R-ECOHOUSE)の取り組み ■06−温熱環境・外皮性能、日射遮蔽、通風計画など断熱性能や省エネ性能を高め、 住む人が快適にすごせる室内環境を整えています。 断熱性能(外皮)はリノベーションでHEAT20(G2以上)を実現。「UA値0.39W/㎡K」・高断熱、高気密+高効率設備の導入により、低エネルギーそして、カーボンニュートラルの実現を目指していきます。生活・使い方(ソフト)■社員食堂としての利用ーおかにわの社食「なんてん食堂リニューアル」カフェスタイルで更なるスタッフコミュニケーション■家づくり学校の新たな場ー地域、お客様と学びの場■住まいの健康診断ーおうちクリニック等を介し、永続的な建物点検■有事の際の、災害難拠点としても利用■その他いろいろ ふじまちテラスは、おかにわ建設と様々な方々とコラボしながらプロジェクトが進行しています。◯JIN建築工房一級建築士事務所→おかにわ建設から独立、空気と熱と建築をデザインする建築家に。卒業生と改めてコラボ(主に断熱関係・空調設計を担当)◯LIGHT UPPERS→西東京市で活躍する照明、ライティングデザイナー。地域でプロジェクションマッピングやお城(地方)でのライティングなどにより注目中!◯ヤギサワベース→西東京市で活躍するデザイナー兼駄菓子屋親父。現在ロゴデザインを進めています。お楽しみに! 以上11月頃オープン予定です。現在工事真っ只中。随時状況をお知らせしていきますね。隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー)おかにわのインスタグラム→「instagram」隊長が「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2021.08.09(月)










