西東京市で考える災害時の在宅避難|トイレの備えとレジリエンス住宅

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広報広報

こんにちは。広報の吉松です。

9月6日(日)、西東京市の保谷駅前公民館で開催された講演「水に流せないトイレの話~トイレはいつも流れるとは限らない~」に参加しました。
主催されているのは【シェアウエル・ひろんた】さん

そして、今回の講師は、特定非営利活動法人日本トイレ研究所の代表理事・加藤篤さん。毎日使っているトイレが、災害で使えなくなったらどうするか。
住まいをつくる私たちにとっても、改めて考える機会となりました。

9月は防災月間。今回の参加をきっかけに、災害時の在宅避難と、見落としがちなトイレの備えについて考えてみました。

災害時、家は平気でも、いつものトイレが使えるとは限らない

災害が起きたとき、自宅や周辺の安全が確認できる場合に、住み慣れた家で避難生活を送る「在宅避難」。
西東京市でも、在宅避難に向けた備蓄や室内の安全対策を呼びかけています。

ただ、建物が無事でも、水道や下水道まで無事とは限らない、と加藤先生は強調されていました。

断水で水が出ない。排水管や下水道が壊れて、水を流せない。そんな状況では、自宅の水洗トイレも普段どおりには使えなくなります。

排水設備の被害が疑われるときは、風呂の残り湯や井戸水があっても、使用できることを確認するまでは流さないこと、無理に流すと、汚水の逆流や漏水につながるおそれがあります。
「流す水があること」と「流してよいこと」は、別の問題というのは今回のイベントで改めて気づいたポイントでした

 

在宅避難のトイレはどうする? 携帯トイレを備える

水を流せないときに役立つのが、非常用トイレの一つである「携帯トイレ」です。
自宅の便器などに袋を取り付け、排泄物を凝固剤などで処理するもので、水を使わずに利用できます。
今回も一つサンプルにいただきました。

使い方は製品によって異なるため、説明書を確認し、災害が起きる前に家族で一度試しておくと安心とのことで、ぜひとも自宅で試してみようと思います。

ちなみに、西東京市が案内する備蓄の目安は、1人1日5回×7日分=35回分。
4人家族なら140回分です。家族の人数やトイレの回数に合わせて用意が必要なので、
結構、たくさん必要だと思いませんか?

もう一つ、考えておきたいのが「使った後」です。

災害時は、ごみの収集が通常どおりに行われず、使用済みの携帯トイレを一時的に自宅で保管する必要があります。

加藤先生の講演では、排泄物を凝固剤などで固め、ふた付きのバケツを使った保管を案内していました。
(実際に出す際は、その時点の市の収集案内を確認してください。)

携帯トイレを何回分備えるかに加えて、防臭袋や保管容器をどこに置くか。
生活する場所や食品の近くを避けながら、家族で保管場所まで決めておくことが、
在宅避難の備えになります。

耐震等級3と太陽光発電、その先にある暮らしの備え

岡庭建設が大切にしている耐震等級3の住まいづくりは、地震から家族を守り、災害後の暮らしを支えるための土台です。

また、太陽光発電も、停電時の電源確保に役立ちます。ただし、停電時には自立運転機能を使う必要があり、操作方法や使える電力は設備によって異なります。
日頃から、ご自宅の設備の使い方を確認しておくことが大切です。
こうした性能や設備に、断水・排水停止への備えを重ねていく。
それが、災害を乗り越え、暮らしを回復する力を備えた「レジリエンス住宅」につながると考えています。

丈夫な建物、電気の確保、飲料水や食料、そしてトイレと使用後の保管場所。災害後の生活を具体的に思い浮かべることで、住まいに必要な備えが見えてきます。

なお、在宅避難は自宅や周囲が安全であることが前提です。耐震性能だけで判断せず、被害状況や避難情報に応じた行動が必要です。

西東京市の地域のつながりを、防災の力に

今回の講座に関わる「廣田さんち」のSHARE WELL Hirontaは、西東京市東町で古井戸の再生などを通じ、地域のつながりを育てている活動です。

身近にあるものを地域で分かち合うこと。顔の見える関係を、普段からつくっておくこと。こうした民間の取り組みにも、災害時の暮らしを支える可能性を感じます。

避難所のトイレについても、設置だけでなく、使い方の共有や清掃、排泄物の処理まで考える必要があります。家庭でも地域でも、「誰かが用意してくれる」だけでは進まない備えがあります。

9月の防災月間。まずはご自宅にある携帯トイレの数を確認し、一度使ってみることから始めませんか。

私たち岡庭建設も、西東京市の地域工務店として、建物の性能と災害後の暮らしの両方を考えながら、住まいづくりに取り組んでいきたいと思います。

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