「内藤廣展」を鑑賞してきました

「隊長の活動他」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

先日、渋谷で開催中の「内藤廣展」を鑑賞してきました!。
建築界の巨匠・内藤廣氏の作品を、模型や図面を通して間近に感じられる貴重な展示です。

個人的に、内藤氏の建築で特に心惹かれるのは赤坂の「とらや」。模型もありました。
高層化が当たり前の時代にあえて低層化を選択し、木を活かした商業空間をつくりあげたその姿勢には、毎回訪れるたびに感動します。都市の喧騒の中で、あの落ち着きと温かさを感じられる空間はそうそうありません。

 

↑島根県芸術文化センター

そして島根県芸術文化センター。こちらも低い佇まいと中庭との関係性が絶妙で、地域との呼吸を感じさせてくれます。高くそびえることで存在を示すのではなく、周囲に溶け込みながら強い存在感を放つそんな建築です。

そういえば先日、大阪・京都を訪れた際、ふと立ち寄った鳩居堂本店。
ここでも木を活かした空間美が印象的でしたが、こちらも内藤氏の手によるもので、その線の繊細な建物と展示されている緻密な図面には思わず見入ってしまいました。隊長がいうのもおこがましいですが…本当に美しい図面です。

銀座線渋谷駅も内藤廣氏の設計だということを皆さん、ご存じでしたか?
展示会場にはこの渋谷駅の比較的スケールの大きな模型があり、その迫力と細部の丁寧さに思わず見入ってしまいました。帰り道、いつも何気なく乗り降りしたりしますが、今一度実物を見ずには帰れない!とばかりに、改めて銀座線渋谷駅を見に行ってしまった隊長です…笑。模型で見た空間構成や素材感が、実際の現場でどう活きているのかを体感でき、展示の余韻がさらに深まりました。それから、渋谷駅周辺のまちづくりも内藤廣氏が手掛けられるそうです。

今回の展示では「赤鬼青鬼」のコメントもユニークで、思わずクスっと笑える場面も。加えて、大量の精巧な模型が並び、作品ごとの思考や試行錯誤の跡を間近に感じられます。じっくり回るとかなりの時間がかかるので、余裕を持って訪れることをおすすめします。

建築を学ぶ方も、そうでない方も、きっと何かを感じ取れる展示です。
渋谷に足を運ばれる際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

隊長

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