IKEDA隊長コラムCOLUMN
「リフォーム・リノベ」(36件)
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解決寒い家/5%の事実とは・・家づくり学校
暖冬といわればがらも、やはり「冬」ですから寒いことは寒いですよね。 ですから、必ずといっていいほどこの時期には住まいで暖房設備を利用される方がほとんどではないでしょうか。 最近は、設備のエコ化も進み、エアコンなどの利用が増えてきましたが、築年数が経た住まいほど断熱の性能が高くなくエアコンと、石油ストーブやガスストーブを利用されている方も多いのではないでしょうか。 でも、設備も高効率化には限界があります。ですから、エネルギー論で言えば、より少ないエネルギーで冷暖房することが望ましくその上で住まいの高断熱化は重要なんです。 弊社でも高断熱化した住宅を手掛けて30年近くにはなり、それなりに数多くの住宅等を建築してきていますが、世の中の建築物の数から見たら、限られた数でしかありません。 現在国内にはおよそ6000万戸の住宅があります。そのうち、大きく変わった平成11年の断熱基準(義務ではありません)、これは現在の最新の28年度(図中で25年度と記載されてます)の断熱基準と変わりがありませんが、この性能に満たした住宅は全国でなんと約5%程度しかないんですね。(下図:国土交通省公開資料より) 上図の円グラフを見ても分かる通り、平成11年基準(現28年度基準)に適合しているのが5%で、平成4年〜昭和55年相当の断熱基準(現行基準の5割位、繊維系の断熱材ですと5センチくらい)の住宅が56%。そう約28年前の基準相当の家が今でも6割近くあるということなんです。どの基準にも満たさない・・・と言うのは無断熱の住宅や古い住宅で断熱材のない頃に建築された建物などが含まれます。(古くは省エネ基準もありませんが) 見ても分かる通り90%以上が、断熱材が入っていない住宅か、現行の基準以下の住宅が殆どなわけです。 すなわち、暑い・・寒い家なんです。 特に昨今、この寒い、いわゆるヒートショックで命をおとされる方々が年間約17000人もいるということで、社会問題化されています。そして、寒い家であることで、医療費の増大も懸念されています。人生100年時代と言われていますが、その大前提は健康だと思います。今後の新築住宅(弊社として)は心配いりませんが、既存住宅でより長く豊かに暮らして行くためには、寒い家の解決が重要です。そこで2020年から既存住宅の高断熱化を推進するべく家造り学校であらたな授業を始めることにしました。 題して「解決寒い家」 リノベーションという、空間の一新だけでなく、併せ考えるべく住まいの性能についても伝授してまいります。 第一回の「解決寒い家」は 1月26日(日)13:30〜15:00 岡庭建設 で開催いたします。 いやー家は寒いんだよーと思われる方、住まいと健康、住まいと省エネについて学んで見てはいかがでしょうか。 詳細・お申し込みは「イベント情報」へ。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」
2020.01.04(土)

東京ゼロエミポイント/東京都
来月10月1日に消費税が10%なります。 増税と併せ軽減税率や、キャッシュレス決済など様々な制度が打ち出されてますが、東京都でも、陰ながら日々の生活に恩恵を与える制度がスタートするようです。 「東京ゼロエミポイント」 住宅では「東京ゼロエミ住宅」が4月からスタートし、この10月から東京ゼロエミ住宅促進事業」が開始されることは以前コラムでもかきましたが、その家電版とでもいいましょうか、指定4品目の家電買換が対象となるポイント制度が始まるよようです。 「東京ゼロエミポイント」とは、設置済みのエアコン・冷蔵庫・給湯器を、省エネ性能の高いエアコン・冷蔵庫・給湯器に買い換えた都民に対して、商品券とLED割引券に交換できる事業。 最近エアコン等もそうですが、メーカーの努力、開発も進み、高効率家電が幅広く販売される様になり、交換することで、よりエネルギーや光熱費下がることとなります。要は、性能の劣る数年前の家電から買い替えてエコに!、を後押しする制度ということですね。 特にリフォーム、リノベーション中OR検討の方、、そして、そろそろ4品目を買換ようと考えられていた方には朗報な制度です。このチャンスをお見逃しなく! ポイントは、1ポイント=1円換算で、エアコン(2.2KW以下の場合)で12.000ポイント相当がもらえ、商品券、LED照明と交換できるようです。 注意は2019年10日1日以降!ですからお間違えのないように!! 詳しくは東京都「東京ゼロエポイントとは」HPまで 隊長 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2018」
2019.09.08(日)

としまえんの木ノベーション
最近は、建築系メディアの取材だけでなく、不動産系メディアの取材も多くなってきています。 この度、不動産流通研究所が発刊している「月刊 不動産流通」に 弊社でリノベーションした「としまえんの木ノベーション」が掲載されました。 不動産業界の有料雑誌のようですが、自然素材を多用したリノベーション事例は少ないそうで その事例をぜひにとのことで、この度の取材と相成りました。 「子育て世帯向けにマンションを自然素材リノベ」との見出しで 自然素材のこだわりや、住まいにおける収納や、のちの売却も視野にいれたことなどが記事化 されています。一般書店では販売されてなく、ネットにて販売されているようなので、ご興味の 有る方は、→不動産流通研究所 にてご購入頂ければ幸いです。m(_ _)m。 隊長
2019.08.10(土)

温度のバリアフリー/サポートハウス年輪
『温度のバリアフリー』をテーマに地元西東京市・社会福祉団体「NPO法人サポートハウス年輪」が手掛ける学びの場、「昭和の学び舎」様のお声がけで特別講演をお手伝いする運びとなりました。 →おかにわニュースでも 「終のすみか自宅編」として住まいの段差であるバリアフリーだけでなく、昨今社会問題でもある「温度」と「住まい」の関係性についてもお話させて頂く予定です。健康都市宣言をしている「西東京市」。人生100年時代?に少しでも寄与できるお話ができれば幸いです。m(_ _)m。 参加希望の方はNPO法人サポートハウス年輪「昭和の学び舎」まで 隊長 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2018」
2019.08.05(月)

豊島園でマンションリノベーション
新元号「令和」を迎えて最初のコラム!。は見学会のお知らせから。 練馬区の豊島園そばで現在工事中の「豊島園のマンション木ノベーション」 が間もなく竣工を迎えます。 現在工事の大詰めを迎え、徐々にその全貌が見え始めています。 少しですが、工事中の模様を一枚ご紹介! こちらは、リビングの天井周りとその周辺の家具 どうでしょう、天井にも板張り、家具も木製造作。(途中状況ですが・・) 築22年の鉄筋コンクリートのマンションですが、よく見学会をご覧になられる方々からも 「新築の木造住宅と変わりないですねー」と言われますが、正しく新築同様の仕上がりに なるんですね。最近は新築住宅だけでなく中古マンション購入+リノベのご依頼や 現在住んでいるマンションや木造既存住宅のリノベーションの依頼も多数頂いております。 このように木を活かしたり、その住まいに合わせて家具を制作したりキッチンを造作した りできるのも、「おかにわワークス」の大工や職人技術のおかげでもあります。 ぜひ、その職人技術とおかにわリフォーム工房の「木ノベーション」を是非ご覧くださいね。 見学お披露目会参加希望の方は→イベントページで案内状を希望してくださいね。 5月19日【日】には「家づくり学校3時間目 中古住宅から学ぶ」も開催されます。 東京都の安心安全な既存住宅流通(中古住宅購入)登録事業社にも選ばれている取り組みです。 隊長
2019.05.02(木)

メンテナンスワークショップ
先回のコラムに続き、今回も家づくり学校のお話。と言いましても今回はOBユーザー向け おかにわの家では、無垢の木など、自然素材が多様されています。併せて外部にもデッキ テラスなどを木でつくり、リビングの延長として集える場も木などを用いながら建築してます。 当然「木」で出来ていますから、メンテナンスも必要となります。 デッキの塗装の仕方、養生の仕方など、塗る前の準備や方法、そしてデッキの塗装方法とは をこのようなメンテナンスワークショップを通して家づくり後も学ぶんです。 決してデッキの再塗装は難しいものでは無いのですが、その作業方法なども教わる時間も 場も無いものですから、昨今、この様なデッキのメンテナンスワークショップを開催中です。 今回は、前回7月に久しぶりにメンテナンスWSを開催したため、大変多くのお申込みを頂き 参加できない方々も多くいらっしゃいました。そこで、今回は募集ではなく、WSに参加できな かった方々限定での開催とさせていただきました。 メンテナンスWSはまず座学編! という事で、家づくりの際には聞いていた、住まいのメンテナンスのことも、月日がたつと 忘れてしまう物です。デッキの塗装方法を学ぶ前に、まずは、おかにわの家で使われている 素材なども含め改めてメンテナンス方法を再習得していただきました。 この座学を担当するのは、おかにわリフォーム工房の堀内隊員! おかにわファミリー(OBユーザー様)の前でお話するのはちょっぴり緊張しますが、笑いを 交え、参加者皆様にメンテナンス方法を学んで頂きました。 座学の後は、デッキの再塗装方法を実地で学びます。 堀内隊員、外丸隊員、杉山隊員によるサポートでいざスタート! デッキの水洗い、サンダーがけ(研磨)や養生方法も学びつついざ塗り体験です。 今回参加された方々は比較的、一度自分で塗装をしてみた事があり方が多かったようですが 自分の塗装方法が間違いないのか・・・。塗る量は・・など、改めてデッキの手入れ方法を 確認したいようでした。その好奇心が大事ですね!住んでからは家守り学校です!! 見ていると、其の手つきも、職人ぽいですね・・・・笑。お見事です! さて、家造りだけでなく家守り学校に参加された皆様のコメントも記載しておきますね。 ◯塗料の片付け方、イペ材やレッドシーダーの違いについて改めて分かった。 ◯塗る厚さを目で見て、自分との違いが分かった。 ◯材料によって手の入れ方が違うことが分かった。 ◯塗料をあまり使わないことが分かった。 ◯塗り方にはびっくりしました。大変参考になりました!。 ◯各質問に答えていただき分かりやすかったです。 ◯目からうろこばかりの話で驚きました。 などなど沢山のご意見をいただきました。 私共も頂いたご意見やご感想を含め、更に今後住まい手のお役に立つと共に、家づくり 学校等でも反映していきたいと思います。 ご参加された、おかにわファミリーの皆様お疲れ様でした! ぜひご自宅で実践シてみてくださいね!!! 隊長&おかにわリフォーム工房
2017.11.06(月)

西東京市/木のリノベーション
【リフォーム・リノベーション】のこと 西東京市で進められておりました、「木ノベーション」が先日完成いたしました。築30年を越える建物を、おかにわ流、性能を向上させると共に木と自然素材を活かしたリノベーション。 という事でBEFORとAFTERの姿をお披露目! 正しく昔によくあるスタイルのお宅です。その時代時代の家には特徴があるものです。今回の木ノベーションは、このリビングと和室を一体的にリビングにするとう計画。下の工事前の写真からも、よく見受けられる続きの間ですね。 【おでこのような壁?】 その空間を、おかにわ流「木ノベーション」すると何ていうことでしょ・・笑。と言うのは大げさですが。 続きの間であった空間が一つになりました。ポイントは、竣工前の写真にもありますが、続きの間の場合には、いわゆる仕切りがありその仕切りの扉が既製品だったり、昔ながらの和室の扉は低く・・と言う概念から、扉の上に、おでこの様な壁が残ります。この壁が意外と圧迫感を生み出し、広さを遮ってしまうんですねー。 という事で、今回の木ノベーションでは部屋を一体的にすることもありますが、そのおでこの様な壁を取り払い、天井を繋げることでより広さを感じる事ができます。 このような繋がりをもつことで、天井の高さも高くせずに開放感を感じることもできるんです。これが、設計の極意といいますか、更に細かなデザインなどが複合的に必要ですが、より使いやすく、元からある広さをより広く使う、見せるを大切にした、おかにわ流のリノベでもあります。 斜めの角度からみると、木でつくられたリビング収納やキッチン収納の姿が見えます。リビングでのくつろぎ方やテレビの見方、その周辺環境の整理の仕方などお施主様のご意向を含めデザイン提案をし実現したものです。オリジナル家具は使いやすいです。 既製品の収納は、高さや幅が決まっていて、リフォームや新築した際でも、家具と天井、家具と壁など、中途半端な隙間が至る所に出来てしまいますが、手作り家具は、その空間にフィットする形で計画、施工されていきますので、空間に違和感がなくスッキリ見えるんですねー。これも一つの設計手法ですが。【性能向上もしっかり!】 ただ単に家が綺麗になっただけでなく、しっかり性能面の向上も図っております。 「耐震診断」を行い、主となる1階は耐力壁(筋交いの割増)と基礎の一部補強。 「断熱性能」暑い、寒いは人の体に悪影響を施します。せっかくリフォームするのですから、その際に少しでも断熱性能を向上させ、温熱環境を向上させる事をオススメします。今回は、床、壁、天井にセルローズファイバー(天然系紙の断熱材)を多用して室内環境を向上させています。 【手作り造作キッチン】なんとなんと、キッチンの中から見ると、そう、キッチンも木で作られたオリジナルキッチン。高さ、ゴミの置き方、使い方を含め自由自在にデザインできるのも「木ノベーション」の特徴でもあります。規格のキッチンですと、幅にあまりがでたり、最近は背の高い奥様が多くキッチンの高さが低いとお悩みの方も多いのでこのような1㍉単位で調整可能なオリジナルキッチンへの要望も多いです。逆に高齢化にむけてもう少し低めのキッチンが・・・というご要望などもございます。 という事で、既製品が少なく、大工の技術と設計力でこのような木で作るリノベーション、「木ノベーション」は暮らしをワクワク、そして心地の良い暮らしを住みてと一緒に育み続けます。また、新たな木ノベーションが完成しましたらお知らせいたしますね。! 隊長
2017.09.07(木)

緑を見に行く(植栽選び)〜課外授業〜
昨日6月3日(土)に行われた、家造り学校課外授業「緑を見に行く見学会」 いわゆる植栽選びです。 岡庭の家造りでは、街並みと、自らの暮らしを豊かにするために、緑を植えることを 大切にしています。ですから、プランニングのときから緑を入れる位置なども 考慮しながら計画しています。昨日も、これから家造りを始める方から、現在進行中の方々まで大勢で緑を見に行きました。 日差しの強い一日でしたが、造園屋さんは緑に囲まれているので、木陰や森林の影響で 涼しさを感じます。その代わり蚊が多いですが・・・笑 場所は、おかにわワークス(職人ネットワーク)でもある、平井園さんです。 シンボルツリーには、ジュンベリーがいいか、イロハモミジがいいか・・・ 実のなる木、花が咲く木、紅葉する木など 植える位置と見える位置、常緑と落葉などを含め設計時点に方向性を決めていきます。 そして、実際に育った木々を見ると、なんとなく我が家に迎え入れたい木々が見えてきます。 そう、木々も家族!という事で、家造りは家だけでなくお庭や景色づくりにもなると いうことなんです。正しく長きに渡り暮らしのパートナーでもありますから大事なことなんですね。 という事で、皆様それぞれ、隊長とチーム岡庭、そして平井園さんのアドバイスを貰いながら 木々を選定してまいりました。このイベントは秋にも開催されますので、時間のある方やOBの皆様は 秋の「緑を見に行こう!」で決めて行きましょう。 そして、これから家造りを始める方々は、開催される完成見学会等で、街の景色となる植栽たち を現地で御覧くださいね。さーどの様な木々が選ばれ植えられたのか、お楽しみに! 園内を探索中に、何やら気になる木?が・・・・・ キリン? 薪の木がキリンの形をしています・・。 自然の木々たちと共にこのファンタジーさが新鮮でした・・・笑 隊長
2017.06.04(日)

杉並区でリノベーション
12月10日(土)〜11日(日)に杉並区でリノベーション中でしたお住いが完成し見学会を開催する運びとなりました。「おかにわリフォーム工房の木のベーション」その名も「耐震リノベーションと薪・ペレット兼用ストーブのある暮らし」。きっかけは、奥様の長年の夢「薪ストーブ」のある暮らしのご相談でした。ご夫婦二人で暮らす終の住処のご計画はインスペクション(建物診断)からはじまります。そして、築37年のお住まいは、憧れの薪ペレット兼用ストーブが備わり、耐震性と断熱性をあげ自然素材で仕上げる「木ノベーション」を施した、素敵な終の住処に生まれ変わりました。この度、ご夫婦のご好意にてお披露目会を開かせていただきます。 当日は同時開催で杉並区成田東にて、「木箱の家の街づくり」の完成見学会も開催致します。既存住宅を性能向上させた改修から、性能の高い新築住宅の完成した姿を両方見学することができます。土地から木箱の家をご検討の方、今の家を活かしたら良いのか・・それとも新築してしまったほうが良いのかと悩まれている方は必見ですから、ぜひこの機会にご見学下さいね。! 上記2件の完成見学会の詳細は、→「イベントページ」を御覧くださいね。 ■「木のベーション」と「木箱の家」の完成した姿に喜ぶ「隊長」でしたー。 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます
2016.12.08(木)

リフォーム新聞に掲載
業界紙「リフォーム産業新聞11月15日号」におかにわリフォーム工房の木で取組むリノベーション「木ノベーション」が記事になり掲載されました。イマイチな顔写真も掲載されてるんですが・・。 先月、「ウッドデザイン賞」を受賞した木ノベーションですが、無垢の木などを多用し、設計技術、デザイン技術、そして職人技術を活かすリフォーム、リノベーションをと、おかにわリフォーム工房で開発したものが話題になっています。 住まいには住まう方の価値観が当然ありますが、我々地域工務店としては、自然素材を多用したリフォーム・リノベーションに積極的に取組んでいきたいと考えております。 【自然素材を利用する理由は?】 昔の家は比較的隙間が多かったので、ある意味自然に換気されている状態で、あまり化学物質の影響を受けにくかったのです。昨今住宅の気密化が進んでいて、計画的に換気しないと二酸化炭素や新建材と呼ばれる、フローリングや、ビニールクロスから発する化学物質が室内に充満し、シックハウスや化学物質過敏症などを起こす可能性が高まり、平成15年に建築基準法でシックハウス対策の法律が制定されました。 室内の化学物質の量が定められ、24時間換気扇などを作動させるなどの義務になったわけですが、当然ゼロになったわけではないですし、微量でも影響を受ける人もいます。 自然素材を利用すると、化学物質をゼロにすることは出来ませんが、ゼロに向かう事はできます。家の中には家具を購入したり様々な家財も持ちこまれる訳ですから、総量を考えると、室内面積の大きい床・壁・天井の素材を自然素材にすることは室内の空気環境を良質化する上でとても有効的です。 でも、近年、新建材の多様化で組み立てることしか出来なくなった大工さんも多く、木を削れる職人さんが減ってきているのも現状で、組み立てやすい新建材等でリフォームされることが新築同様大半です。 自然素材を利用していると言うことは、室内の空気環境をかえだけでなく、職人さんの技術を永続的に残していける事にも繋がります。「木ノベーション」は新築だけでなく、既存住宅のリフォーム、リノベーションでも自然素材を多用できる、あらたなリノベーションのあり方を考えたコンセプト住宅なんですね。ぜひ、この機会に知って頂けると幸いです。 木ノベーションの生みの親でもある「隊長」でしたー 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます
2016.11.19(土)