一部屋断熱の可能性
2025.04.23(水)「リフォーム・リノベ」
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。
今回は「一部屋断熱」という新しい断熱の考え方についてお話しします。
家のすべてを一度に断熱化する――確かに理想的です。しかし、実際には予算や生活スタイル、住宅の構造などから難しいケースも多々あります。そこで注目されているのが「一部屋断熱」という選択肢です。


なぜ“一部屋”からなのか?
現実的に考えると、住宅全体の断熱リフォームには相応のコストと工期が必要です。築年数の経った住宅ほど、断熱材の施工箇所が多くなり、設備の更新も必要になるため、工事の規模も大きくなりがちです。
それに対して「一部屋断熱」は、生活の中心となるリビングや寝室など、日常的に長時間過ごす場所に絞って断熱性能を向上させる方法です。つまり、コストを抑えながら、“体感的な快適さ”を最大限に引き出す、とても合理的なアプローチなのです。また、その施工方法も独自の考え方を導入しています。
一部屋断熱がもたらす効果
暖房・冷房効率がアップ
- 一部屋の空間であれば空調の効果も早く表れ、電気代の節約にもつながります。
・温度差によるヒートショックの軽減
- 特に高齢のご家族がいる場合、温度差の少ない環境は大きな安心につながります。
・結露・カビの防止
- 窓や壁の断熱化により、湿気によるトラブルを予防でき、健康にも良い効果が期待できます。
・将来的な全体断熱へのステップにも
- まずは一部屋から始めて、次第に家全体へと範囲を広げることも可能です。負担の少ない“分割投資”の考え方です。

↑一部屋断熱をした場合もシュミレーションできます。(想定温度等)
たとえば、こんなシーンから
冬、家族みんなが集まるリビングだけが妙に寒い。
夏、寝苦しい夜を少しでも快適にしたい。
そんなときこそ、「一部屋断熱」の出番です。
たとえば、内窓の取り付けや床下・天井の断熱材の追加施工など、生活への影響を最小限にしながらも、確かな変化が感じられます。岡庭建設では、このような一部屋断熱“ぶぶだん”(部分断熱)リフォームにも対応しています。
「全部やるのは大変だけど、まずはこの一部屋だけでも快適にしたい」
そんな想いから始まる住まいのアップデートこそが、今の暮らしに合った断熱の第一歩です。
これからの季節、ぜひ「一部屋断熱 ぶぶだん」という選択肢を暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか
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