初夏の霞が関へ

「隊長の活動他」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

先週は、夏の陽射しが照りつける中、工務店団体JBN(一般社団法人JBN全国工務店協会)として霞が関へ。

法改正の渦中にある現場の「今」を感じるひとときでした。

4月から始まった改正建築基準法や省エネ法の大きな変化。駆け込みの申請や、遅延も見受けられる中、現場は現状大きな混乱もなく何とか?ギリギリで?進んでいる印象。けれど、「混乱がない」と言えるのは、検査に合格し、安心して建物が引き渡されてこそ。だからこそ、設計・施工・申請のどの段階でも、”小さな変化”にこそ早く気づき、早く動くことが肝心ですね。

 2025年4月改正建築基準法

日本が掲げる2050年カーボンニュートラル達成。その実現には、国内エネルギー消費の約3割を占める建築分野での省エネ対策が不可欠です。同時に、木材利用の促進により温室効果ガスの吸収も期待されています。こうした社会的情勢も踏まえて、建築基準法と建築物省エネ法が同時に改正され、2025年4月から本格施行となったのです。

2025年4月からの変化

改正により、「新2号建築物」と「新3号建築物」に法律的には再編されるんです。

新2号建築物:木造2階建て・延べ面積200㎡超
新3号建築物:木造平屋建て・延べ面積200㎡以下

新2号建築物については、これまで省略されていた構造審査や省エネ基準適合の確認が必要となり、より細かな基準等のチェックが行われるのですが、私達東京での建築はほとんど2号扱いになりますから、審査内容も増えて審査時間も長期化してきています。現に、半月以上遅れているなどが当たり前になってきていますから、家造り検討、進行中の方々も着工やお引渡し時期が変更になる可能性もあり得ることを意識して頂けたら幸いです。

今回の霞が関では、このような場面場面の混乱状況を共有しつつ、今後起きえる遅延等についても意見交換をいたしました。

リフォーム・リノベーションへの影響

今回の法改正は新築住宅だけでなく、リフォーム・リノベーションにも大きな影響を与えます。

新2号建築物に該当する既存住宅で、主要構造部の50%を超える大規模な修繕・模様替えを行う場合、建築確認申請が必要となります。具体的な内容は隊長まで相談くださいませ。実は、岡庭建設では今回の法改正に向けて、既に着々と準備を進めてまいりましたから。

「変化を成長の機会に」と激変する社会情勢と制度等に向き合い、共存する力が未来のレールを走れるのだと思います。

 

隊長

PAGE TOP