初夏の東京都都庁へ/全木協東京
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。
先日、有事の際に木造応急仮設住宅建設などを担う、全木協東京都協会の会長として東京都庁を訪問し、これまでの活動報告と今後の取り組みについてご挨拶をしてまいりました。東京都の皆様には貴重なお時間をいただき、木造応急仮設住宅の建設体制について詳しくお話をさせていただくことができました。
全国木造建設事業協会(全木協)は、JBN・全国工務店協会と全建総連で構成された団体として、災害時における木造応急仮設住宅の建設を通じて社会貢献を果たしていく団体でもあり、その地域団体として東京都協会が存在します。東京都協会は2013年7月11日に東京都と災害協定を締結しています。
令和6年能登半島地震での木造仮設住宅建設報告
昨今の活動では主に、令和6年1月1日に発生した能登半島地震にて、全木協として石川県での木造応急仮設住宅建設に携わりました。被災地の状況は想像を絶するものでしたが、全国の工務店と職人が連携し、被災者の方々の住まいの確保に努めてまいりました。現地では地盤の状況や資材調達、宿泊地の距離他の困難さなど、多くの難題に直面しましたが、これまでの経験と石川県の工務店団体とのネットワーク力を活かし、一棟一棟丁寧に建設を進めました。2025年2月頃には能登半島地震に係る仮設住宅が全て完成し、被災者の方々に安心してお住まいいただける環境を整えられました。
また、近年は地震だけでなく、山形や能登での豪雨災害だけでなく岩手県大船渡の森林火災等もあり、自然災害はいつ、何で起こるか予想することができません。しかしながら、過去の経験や工務店のネットワーク力等により(山形・大船渡造応急仮設住宅を建設し完成)対応できたこと、そして、何よりこの様な有事の際に必要とされるのが、地元の工務店や職人が存在するからこそ。
私たち工務店は、日常的に地域の皆様の住まいづくりをお手伝いさせていただいていますが、災害時には地域の復旧・復興の担い手としての役割も担っています。この二重の活動を果たすためには、地元の工務店や職人さんが平時にしっかり活躍し、存在することが大切なんです。昨今国でも、有事の増加と、これまでの活動記録から、地域工務店、職人の存在と連携性の強化支援等が始まっています。
岡庭建設としても、全木協東京都協会の会長、代表主幹事工務店として、いざという時に確実に地域をお守りできるよう、スタッフと共に技術向上に努めております。また、地域の工務店仲間との連携を密にし、災害時には迅速に協力体制を構築できるよう準備も平時に進めていて、これらの報告を定期的の行政の方々とも意見交換を重ねております。




さて、話は変わりますが、都庁での意外な発見 – 東京都の斬新な取り組みに驚き・・・笑
帰り際、思わぬ光景に目を奪われました。都庁の外壁に映し出されているゴジラのプロジェクションマッピングです!。建物の壁面を巧みに利用した映像表現とイベント性に、興味深く見入ってしまいました・・・笑さらに歩いていると、今度はガンダムのプロジェクションマッピングまで!東京都がこんなにエンターテイメント性豊かな取り組みをされているとは、ニュースでチラッと見た記憶がありますがここだけ切り取ってみるとアミューズメント庁舎ですね。展望台へも行列ですし・・笑。
災害時の木造仮設住宅という堅い話をした直後に、こうした斬新で楽しい演出を目にすると、東京都の幅広い政策展開に改めて感心させられます。
そして帰り道、歩道の案内板で「東京2025世界陸上」の文字を発見。恥ずかしながら、今回初めて来年に世界陸上が東京で開催されることを知りました・・・汗
報告と併せ、学びのあるひとときでした。
隊長