社内研修IN大阪へ/1日目
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。
先日、コロナ禍もあり、久しく行けていなかった社内研修のため大阪へ。目的はスタッフ皆で「大阪万博を見る!」。初日は自由行動ということで、新大阪駅到着後、一斉に解散!ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行くものもいれば、世界遺産を巡る人と多様な自由行動に。隊長は建築好きのメンバーで「建築探訪チーム」を結成し、セリ、コンちゃん、ハタっち&愛弟子でもあり名古屋で活動するJIN建築工房の小森くんも加わって、充実した建築巡りを実現することができました。

安藤忠雄展から始まった建物探訪の旅
まず建物探訪チームが訪れたのは安藤忠雄展!へ、丁度会期中でもあり良かったです。数多くの安藤作品と没入映像が本当に圧巻でした。コンクリート打ち放しの素材感、幾何学的な構成、そして何より「光」の使い方に、隊長が若き頃安藤作品に影響を受けたことを思い出しました。
安藤建築の特徴である光と影、起伏の演出は、私たちが住宅設計で常に意識している要素でもあります。自然光をどう取り入れ、時間の経過とともに変化する空間をいかに創るか。安藤氏の作品からは、そのための具体的なヒントを数多く得ることができました。特に印象的だったのは、没入「光の教会」や「水の教会」他、若き頃隊長自身が影響を受けた建築作品を没入体験で改めて見学した気になりました。没入は凄い!。


グラングリーン大阪での都市と建築の関係性
そうそう、その前に訪れたグラングリーン大阪では、都市開発における建築の役割について考察を深めることに。安藤氏が監修に携わったこのプロジェクトは、単なる商業施設の開発を超えて、都市に新たな価値をもたらす空間創造の好例だと感じましたね。
緑地と水景の配置、歩行者動線の設計、そして建物と外部空間の連続性。これらすべてが計算され尽くした配置によって、訪れる人々に豊かな体験を提供している気がします。
私たち工務店が手がけるのは主に住宅ですが、その住宅も地域の一部として機能します。一軒の家が街並みに与える影響、近隣との関係性、そして住まい手の日常生活の質向上。グラングリーン大阪を見て、建築における「つながり」の重要性を改めて実感した気がします。


3度目の司馬遼太郎記念館
東大阪の司馬遼太郎記念館への再訪では、既存の住宅(司馬氏の自宅)と新しい建築をつなぐ安藤氏の手法に注目しました。記念館の曲線を描く回廊は、既存の住宅と庭園を自然につなぎ、来訪者に建物全体を巡る楽しみを提供しています。何せ、敷地外から、建物そのものが見えない、そう、木々の高さより低くしていること、建物を地中に埋め、その空間と司馬遼太郎の書籍が地から天まで展示されている、独創的な空間はいつみても感動と心震わせます。建物探訪チームの皆と、それぞれ好みの目線、角度、考えを共有しつつ談義できたのも何よりも楽しいですね。改めて建築は、一人でなく建築の道を歩くものと一緒に見る大切さを再考させられました。その後は大阪中心地へ戻る途中、藤田美術館を見学と併せて、団子と抹茶で憩いの一時。
美味しゅうございましたm(_ _)m。







夜は道頓堀でスタッフみんなと串カツを楽しみながら、一日の建築体験について語り合いました。若手スタッフからも活発な意見が出て、それぞれが感じた建築の魅力や住宅設計への応用アイデアなど、有意義な議論ができました。おかげで、一つのお店で5時間?・・飲みすぎました・・・汗。
特に印象的だったのは、「空間が人に与える落ち着きやワクワク感、そして感動」についての話題です。安藤建築を体験した全員が、空間の力を肌で感じ取り、なぜ。これは私たちが住宅を設計する際に常に意識すべき点だと改めて確認できました。
そして、ラーメン好き小森くんの独創的行動で、5人全員で締めのラーメンまで・・
この時間のラーメンは50代には・・汗
おかげさまで社内研修初日からエネルギー100%使い切ってしまいましたが・・笑
隊長